はじめに|「下請けばかりで儲からない…」そんな悩みはありませんか?
「現場は動いてるのに、利益が残らない」
「元請けに頼りっぱなしで将来が不安」
「単価もスケジュールも“言いなり”になっている…」
解体業者の中には、そんな“下請け依存”に限界を感じている方も多いのではないでしょうか?
でも実は、直受け(=元請け・直接依頼)を増やして収益改善に成功している会社が増えてきています。
この記事では、下請けからの脱却を目指すための**「直受け比率を高める3ステップ」**を、実例と共に解説します!
なぜ今“直受け”が重要なのか?業界構造の変化と将来性
✅ 元請け依存は利益が残りにくい構造
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元請けが工事金額の20~40%を中抜き
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工期や手配条件も相手次第
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下請けのままでは永遠に“価格で選ばれる”立場
✅ 直受け=自社の看板で勝負できる体制
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利益率が高く、提案の自由度もUP
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「地元の解体屋さん」として信頼が積み上がる
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紹介・リピートも生まれやすい構造になる
✅ 解体業の顧客が変化している
個人の家主・不動産業者・管理会社など、
**「地元で安心して頼める業者をネットで探す」**人が増加。
=自社発信をしていない業者は、見つけてもらうチャンスすら失っているのが現実です。
下請け脱却に成功した業者の共通点
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自社サイトやSNSでの発信を継続している
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営業資料・事例などを分かりやすく整備している
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お客様とのやり取りが早くて丁寧
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「相談→見積→契約」までの導線がスムーズ
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一件一件の対応力にこだわっている
これらができている会社は、“選ばれる理由”を明確に持っているのが特徴です。
直受け比率を高めるための3ステップ
▶ ステップ①:認知される仕組みづくり
「いい仕事をしていても、知られていなければ選ばれない」
これが直受けの出発点です。
✅ 自社ホームページの整備
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施工事例
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料金目安
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よくある質問
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お客様の声
「情報のある会社は安心される」時代です。
✅ Googleビジネスプロフィール(MEO)活用
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位置情報+口コミで“地元で探している人”に見つけてもらえる
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施工中の写真や投稿で安心感を与える
✅ Instagram・TikTokなどSNSでの発信
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現場の様子や職人の雰囲気が伝わる
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無料でできる“営業ツール”に育つ
▶ ステップ②:相談しやすい業者になる導線設計
“問い合わせてもらえる”導線をつくることが重要です。
✅ LINE公式アカウントで気軽に相談受付
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写真で見積依頼ができる
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やり取りのハードルがグッと下がる
✅ 問い合わせページに選ばれる言葉を
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「相見積もり歓迎」
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「〇〇市で年間250件以上の実績」
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「建物の種別ごとに丁寧に対応します」
→ 「この会社、感じ良さそう」と思われる文章が反響を左右します
✅ 見積提出時に資料を添える
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施工フロー
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対応エリア
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よくある質問冊子 など
→ 競合と比較された時の“決め手”になります。
▶ ステップ③:提案力・説明力の強化
直受けでは、「なぜこの金額なのか?」をしっかり説明できるかが重要です。
✅ 提案型の見積書
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内容を“見える化”して安心感を提供
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分別・養生・運搬など、手間を丁寧に記載する
✅ 商談時の説明トークを磨く
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「不用品はどうすればいい?」
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「近隣への挨拶って必要?」
など、“不安の先回り”を意識した説明
✅ 工事後のフォローで信頼を強化
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解体後の土地活用アドバイス
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リフォーム・売却・税務などの提案
→ 「またお願いしたい」と思ってもらえる関係性へ
【実例紹介】直受け案件が3割→7割に伸びたA社の戦略
千葉県の解体業者A社では、元々元請け依存で利益が出にくい状態が続いていました。
そこで始めたのが…
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ホームページの整備+ブログ更新(週1)
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LINE相談窓口の設置
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見積資料+代表あいさつ付きの会社紹介
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工事後のアンケート回収+お客様の声投稿
その結果、1年で直受け比率が3割→7割にアップ!
紹介・リピーターも増え、「営業しなくても依頼が来る会社」に変わりつつあります。
まとめ|「自分たちの名前で選ばれる会社」に変わる方法
✅ 下請け依存から脱却するには、“直受け”の強化が鍵
✅ 発信・導線・提案の3ステップで信頼される会社へ
✅ 「価格」ではなく「対応力・安心感」で選ばれる時代
いきなり全てはできなくても、
まずは一歩ずつ、“選ばれる会社づくり”を進めていきましょう。
あなたの会社にも、直受けで選ばれる強みがきっとあります。
それを伝える準備、今日から始めてみませんか?