はじめに|「営業しても成果が出ない…」その原因とは?
「毎日電話してるのに、アポが取れない…」
「飛び込んでも門前払いばかり…」
「担当者にすら会えない…」
こんな悩み、ありませんか?
でも実は、営業がうまくいかないのは「あなたがダメだから」じゃありません。
“やり方”が間違っているだけなんです。
この記事では、解体業界でも成果が出ているテレアポ・飛び込み営業の極意と、すぐ使えるトーク例をご紹介します!
テレアポ・飛び込み営業がうまくいかない3つの落とし穴
① 「広く浅く」で効率が落ちる
リストにある会社を片っ端からあたるスタイルでは、
ニーズがない相手ばかりに時間を使ってしまい、消耗します。
② 最初の一言で“壁”を作ってしまう
「突然のお電話失礼します」「お忙しいところ…」から始めると、
相手は**“営業か”と身構えて話を聞いてくれません。**
③ 話しすぎて“売り込み感”が出てしまう
サービス内容を早く伝えたい気持ちは分かりますが、
一方的な説明は「うざい」と思われがち。
まずは“相手の話を引き出す”ことが重要です。
成果を出すための“極意”5つ
① ターゲット選定は「狭く深く」
業界・地域・課題などで**“本当に見込みがありそうな企業”**を絞り込みましょう。
例えば:
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解体の下請けを探している建設会社
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古い空き家を多く扱う不動産会社
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インフラ調査・設計系の建設コンサル
ここに集中してアプローチしたほうが、成約率は圧倒的に高くなります。
② 最初の15秒で“聞く姿勢”をつくる
テレアポ・飛び込みともに大事なのは「最初の一言」。
✅ ×「市川工業の◯◯と申します。解体業をやってまして…」
✅ ◎「〇〇さん、建物の維持管理って意外と大変じゃないですか?」
→ 相手が「ん?なにそれ?」と思うような切り口が◎
③ 売り込みNG、共感・質問型トークが鍵
話すより聞くが7割の意識で。
「最近、解体の相談とか入ってきてます?」
「見積もりで迷うお客さん、多くないですか?」
「古い空き家、処分で困ることありませんか?」
→ “あるある”に共感しながらヒアリング → 解決策の提示という流れで信頼を得ます。
④ 断られたときの“返し”が明暗を分ける
「うちは間に合ってるよ」と言われたら?
✅ ×「また機会があれば…」→終わり
✅ ◎「そうですよね!ちなみに今どんな業者さんと付き合ってるんですか?」
→ 次回の営業に繋がる情報が得られますし、“少し会話できた感”が相手にも残ります。
⑤ 面談後のフォローアップが勝負を決める
初回面談だけで終わらせず、
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翌日にはお礼メール or 手書きのお礼状
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1週間後に状況確認の連絡
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資料送付や役立ち情報の提供
→ 「あの会社、丁寧だったな」と記憶に残り、次の相談につながります。
成功率を高めるトークスクリプト例
▶ テレアポ編(建設会社向け)
例)建設会社へ電話する場合
「お世話になります。
〇〇(地域)で解体工事をしている市川工業の〇〇と申します。
今、御社のような施工会社さまに向けて、
“直近で空き家や建て替え予定の物件があれば、解体をお手伝いできる体制”を整えてご案内しています。
もし最近、
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解体だけ外注したい案件
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不動産会社からの問い合わせ
などあれば、5分ほどお話しできませんか?」
▶ 飛び込み編(不動産会社・設計事務所向け)
例)不動産屋さんへ飛び込み訪問する場合
「こんにちは!突然すみません。
〇〇(地域)で解体専門をしている会社なんですが、
最近、空き家や古家付き物件で“解体もセットで相談される”お客様が増えてると聞きまして…
もし何か、困っているお客様がいれば
“工事だけ”でもうちで対応できるので、資料だけでもお渡しできませんか?」
→ チラシや名刺を渡しつつ、3分ほど会話できれば成功!
【事例紹介】商談率が3倍に上がったA社の工夫とは?
新潟県の解体業者A社は、以前は飛び込み100件しても面談3件程度という状況。
そこで、以下の改善を実施👇
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対象エリアを市内の「空き家管理物件が多いエリア」に限定
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最初のトークを“質問型”に変更
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挨拶時にミニ事例冊子を持参(写真+お客様の声)
この結果、商談率は約3倍に増加し、契約率も安定。
「営業は数よりも“質と準備”が大事だと実感した」とのことです。
まとめ|“数”より“質”で勝つ営業へ
✅ ターゲットは“広く浅く”ではなく“狭く深く”
✅ 最初の一言で興味を引く
✅ 喋りすぎず、相手の話を聞く
✅ 断られても次につなげる
✅ 面談後のフォローが勝敗を分ける
テレアポや飛び込みも、「売る」のではなく「相談される存在になる」ことがゴールです。
“押す営業”から“引き出す営業”へ。
明日からの1件が、新しいパートナーとの出会いになるかもしれません。