本シリーズでは、解体の達人協会の厳しい基準をクリアした、全国各地の優れた解体業者さんを紹介しています。
今回は秋田県秋田市の解体業者「株式会社ヨコヤマコーポレーション」さんです。
秋田市で地域に根付き、長年事業をされている解体企業さんです。
どのような会社さんかをご紹介いたします。
インタビューしたのは、横山社長です。
個人の方の家屋解体に寄り添うだけでなく、会社としてエコな取り組みをされている素晴らしい会社さんです。
ぜひ本記事を参考に、秋田市で解体を検討されている方は、ヨコヤマコーポレーションさんに声をかけてみてください。
Q.今会社を作ってからどのくらいの年数になりますか?
平成7(1995)年11月法人設立登記、今年で創業29年になります。
Q. 解体工事という仕事に関わりはじめたきっかけは?
父が個人で経営していた土木会社に入ったのが平成6年、私が32歳の時。民間工事がほぼ100%で、小さい土木工事を請け負っていました。
当時は、解体自体がそれほど多くなく、年数件の住宅解体はやっていましたが,、これからは解体物件が増えると考え主体を解体に移そうとしたしたのがきっかけでした。
ですが、下請け体質から抜けきらず、解体工事費用自体も安く、出来るだけ早く壊すことで少ない利益を確保していた時代でした。
Q. 解体の仕事を初めて、この仕事にどんな魅力を感じましたか?
同時期、他社の住宅解体現場に出合う機会がありました。
重機搬入前に、全て人力作業で骨組みだけにしている現場を見て、大きな衝撃を受けました。
「なんだぁこりゃΣ(゚Д゚)」
まるで、建てる時と真逆!これに比べると、当社はミンチ解体レベル・・・これではダメだ!
「分ければ資源、混ぜればゴミ」
当社もこのレベルを目指して取り組もうと決意。
Q.なぜ、会社を創業するに至ったのですか?その詳しいストーリーを教えてください。
公益社団法人全国解体工業団体連合会(通称:全解工連)の発足、これからは高度成長期につくられた建物等が寿命を迎えることや、つくられたものはいつかは必ず解体することになるとの思いからです。
また、2000年に施行された建設リサイクル法(アスファルト.コンクリート.木くず.金属くずが対象)等が重なり、いつかは解体だけでなく、現場から発生する廃棄物をリサイクルする、総合中間処理場を造りたいとの思いが強く、会社名を横山土木から、現社名の㈱ヨコヤマコーポレーションへ改称し創業しました。
Q. 解体という事業を通じて、どんなことを実現したいと思ったのですか?
前述の通り、ただ解体するだけで無く、徹底的に分別することにより、新たな資源になる循環型社会の構築を手助けしたいという想いからです。
事業定義も「解体業」でなく、「有限資源循環型企業」のヨコヤマコーポレーションへ。
合わせて、経営理念も『未来の地球号と子供たちの為に、資源の環(わ)を追求し地域と地球社会に貢献します』というものを掲げ、日々頑張っております。
Q.パーソナルな質問です。経営者としての個人的なビジョンや価値観について教えてください。
弊社の企業理念は、
『お互いが人間らしく生き、幸せな人生を全うしよう』
です。
人間らしいとは、「利他心(思いやり)や謙虚、素直な心を持って行動し、物心両面が満たされている状態」と捉えています。
私の価値観も、これに尽きます。
経営学者の坂本先生が提唱している「人本経営」が根幹にあります。社員の成長を見守るのが一番のやりがいです。
Q.ヨコヤマさんの主要なサービスについて詳しく教えてください。
解体は元より、土地を売買したい方の為に宅建免許を持った社員がいて、一気通貫でサービスを提供しています。
解体は解体屋、不動産は不動産屋といった煩わしさはなく、相談される方にとっては一石二鳥の利便性があるかと思います。
また、滅失登記を行う際、総務担当者が専門家なみの知識を習得しており、懇切丁寧に説明することもできます。
Q.これまでどのようなお困り事の方をサポートされてきましたか?
- 地元を離れ実家の解体を希望する方
- 良心的業者をお探しの方
- 解体だけでなく、循環型社会に少しでも貢献したい方
こういった方々が当社に相談をされています。
Q.他社ではやっていないこと、こだわっている点を教えてください。
私たちが大切にしていることは以下の通りです。
- 見積書自体の内訳が懇切丁寧
- お客様や近隣住民への挨拶が丁寧
- 紹介物件が多い
- 比較的人の好い社員が多い
- 現場責任者は、経営者意識を持っている
- 真面目な社員が多い
- LINE等で日々の進捗状況を写真で送っている
- まかせて安心、分ければ資源
Q. これまでお客様からこれまでどんな声をいただきましたか?
「解体って、こんなに綺麗にやるの?」
「御社に依頼して良かった」
そういって頂けております。
Q.社内の働き方や企業文化について教えてください。
お客様だけでなく、社員を大切にする、
当社に関わるすべての方にとって幸福になれるような環境を目指しています。
具体的には、
- 残業はほぼ無し
- 有休は取りやすく、一時間からOK
- 教えあう風土が出来つつある
その他、分別を徹底することにより、最終埋立て混合廃棄物を減らす取組みもしています。
また、社員が住む地域の祭りごとには寄付を積極的にしたり、有休を取って参加するように促して来ました。
これも大切な地域貢献活動だと思っています。
Q.今後の事業展開や目標について教えてください。
いま、当社解体の八割を占める住宅(木造)解体出る廃木材をチップ化して、バイオマス発電燃料や家畜の敷料(寝床)として売却すべき中間処理場の建設に取り組み始めました。
今後は、廃プラ・石膏ボード・太陽光パネル等の中間処理場を建設できる工業団地内に会社を移設する計画を進めています。
株式会社ヨコヤマコーポレーションさんについて
社長さんの解体に対する想い、
そして、お客様、社員、地域の皆様への想い、
それらが強く感じ取れるインタビューでした。
横山社長さん含め、素晴らしい会社だと思います。
私たちも新潟の解体業者として、学ぶべきことが多く、とても参考になりました。
これからも更なる飛躍を祈っております。
最後に、ヨコヤマコーポレーションさんをご紹介します。
秋田市で家屋解体を検討している方、空き家の処分に困っている方は、声をかけて頂けたら安心です。
企業情報:
会社名:
株式会社ヨコヤマコーポレーション
住所:
〒010-1406 秋田市上北手猿田篠田台96
電話番号 018-889-8377
FAX 018-889-8378
ホームページ:
https://yokoyama-kaitai.com/
営業時間:8:00~17:00(休み:第二土曜、日、祝日)