土蔵の解体費用相場と施工方法を解説します!

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土蔵の解体工事が必要な方へ

「土蔵の解体ってどんな風に行われるの?」「いくらくらいが相場なの?」家屋と違ってあまり情報が多くない土蔵の解体には多くの疑問がつきものです。

いろいろ調べてみても、一般的な解体より高くなる、解体が難しいといった情報も多く、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

今回は土蔵の解体方法と費用の相場について分かりやすくまとめてみました。

ぜひ参考にしてみてください。

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土蔵とは?

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土蔵は一般的に「蔵」と呼ばれるもので、日本に古くから伝わる伝統的な建築様式の一つです。

外壁は土や漆喰などで厚く塗り固めて建てられており、その構造は土蔵造りや蔵造りなどと言われています。

土蔵の多くが倉庫的な保管が目的として建てられていますが、そのほかにも店舗兼用の土蔵であったり、住居兼用の土蔵もあります。

また、実は土蔵は防火構造建築物の代表とも言え、例えば時代によっては火や鉄砲などを防ぐために、漆喰塗の技術を用いて壁を分厚くするなどの造られ方をされているものもあります。

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土蔵には貴重な掘り出し物が眠っている!?

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古い蔵の中には、不要になった古道具などが放置されて残っているケースが多いのですが、一見するとガラクタのような物でも専門家に鑑定をしてもらったところ、予想もしなかった高額査定が出たということもあります。

どんな物にどんな価値が潜んでいるかは素人の方にはなかなか分かるものではありませんので、捨ててしまう前に、ぜひ一度骨董屋、古道具鑑定士、古物買取業者などに鑑定をしてもらうことをオススメします。

以前、弊社で土蔵を解体する際に中にある不用品を専門家に見て頂きました。

そこは、買取りをしてくれるので査定して頂いた結果、なんと30万円以上の価格になったのです。

もちろん、買取り金額は施主様に全額差し上げる訳ですが、施主様も「あんな使いもしない物がこんな高値で売れるなんて!」と驚いておられました。

ですので、内部品の量に関わらず、一度ご相談されて下さい。

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土蔵解体費用の相場

土地の売却にかかる費用や税金の話

実際に、土蔵を解体する費用はどれくらいになるのでしょうか?

一般的な解体よりも割高になると言われていますが、その理由はどこにあるのでしょうか?

まずは見積もりから

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土蔵の解体費用は、建物の構造、大きさ、立地条件、処分品の種類や量、その他の追加費用など様々な条件によって大きく変動しますので、一括で「○円」と提示することが出来ません。

ですので、解体業者を選ぶ際には電話だけの見積もりは避けましょう。

解体しようと思っている土蔵がどのような構造なのか、どの程度の大きさなのか、立地条件やそのほか解体工事に影響する倉庫や庭の木の有無などを電話だけで正確に伝えて、なおかつ解体業者側も正しく判断することは困難ですので、電話での見積もり金額と実際の請求額に大きな差が発生してしまうなど、金銭面でのトラブルが懸念されます。

そのため、実際に下見に来て見積もりを出してくれる解体業者を選ぶようにしましょう。

また、その際に「併せて撤去したいもの(庭の木や庭石など)の有無」あるいは「どこまで撤去して欲しいのか」「撤去しないものは何か」などを明確にしておくことも大切です。

電話や口頭での見積もりはトラブルの元になりますので、必ず書面でもらうようにしましょう。

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土蔵の解体が割高になるのはどうして?

一般的な木造建築物と比べて土蔵の解体費用が割高になる原因の一つに「土壁(つちかべ)」の処分があります。

土蔵に使われている土壁は、柱の間に木材を入れて格子状に竹で編んだ「小舞(こま)」と呼ばれる下地に、藁(わら)入りの専用の土を塗り込んで造られています。

昔はそのまま土の中に埋めていたところも多かったのですが、土を練り込む際に使用される「ニガリ」が、農作物の発育障害などを招くとされ、現在では処分場での廃棄が必要になります。

さらにその処理にあたって土や藁を手作業で分別していかなければなりません。

このように、土壁の土を落とす作業と土の処分費用が発生するため、土蔵の解体費用が割高になるという訳です。

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土蔵解体業者の選び方

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まずは現地に来て見積もりを作成してくれることが基本です。

その見積もりには土壁の分別作業や処分費用も含まれているのが通常ですが、中には不誠実な解体業者もいて、素人には分からないだろうと高額な解体費用を見積もるケースもあります。

その見積もり金額が妥当かどうかを判断するためにも、見積もりは少なくとも2社~3社から取るようにしましょう。

また、土蔵の解体作業中は粉塵が多く舞いやすいため、解体技術の熟練度も大きく影響するとされています。

実績がある解体業者を選ぶことも大切です。

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そして最後にもう一つ、信頼のおける解体業者を選びましょう。

特に処分費用を浮かせるために不法投棄をしてしまう解体業者に関しては、もし不法投棄が見つかった場合、業者だけではなく施主の責任も問われます。

ホームページで所在地の確認や各種認可を得ているかの確認、電話での対応、現地調査時の対応、見積もり金額など様々な点から判断することが求められます。

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土蔵の解体費用

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先ほども申し上げましたが、土蔵の解体費用は、建物の構造、大きさ、立地条件、処分品の種類や量、その他の追加費用など様々な条件によって大きく変動します。

また地域によっても差があるため、あくまで目安となってしまいますが、坪あたり35,000円~50,000円程度が相場になりそうです。

平均すると、40,000円/坪前後かと思われます。

例1)1階建ての土蔵で延床面積が6坪の場合
45,000円×6坪=270,000円

例2)2階建ての土蔵で延床面積が10坪の場合
38,000円×10坪=380,000円

例3)2階建ての土蔵で延床面積が18坪の場合
36,000円×18坪=648,000円

例4)2階建ての土蔵で延床面積が30坪の場合
34,000円×30坪=1,020,000円

上記にプラスして、他の処分品や撤去物の有無、立地条件や、必要であればその他の追加費用などが加算されて行きます。

諸条件によって異なりますので、あくまで目安として参考にしてみてください。

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土蔵解体の施工方法

土蔵の解体の流れを知っておくことで解体業者とのやり取りもスムーズに行えたり、工事内容の食い違いなどを防ぐことが出来ます。

基本的な流れについてご紹介します。

(1)解体業者を選別する

先ほど解説した注意点などを踏まえて、現地調査による見積もりを作成依頼し、その中で最も信頼できる業者に解体を依頼しましょう。

土蔵の解体は粉塵が舞いやすいので、解体業者が決まったら近隣の方へ軽く挨拶や工事をする旨を伝えておくと良いかも知れません。

(2)土蔵の中にある残留物の撤去など

解体業者が足場などを組み始める前に、土蔵の中にある残留物を撤去・処分します。

最初の方でも軽く触れましたが、中には掘り出し物がある可能性がありますので、すぐに処分せずに専門家などに見てもらう、などしましょう。

不用品を解体業者に処分してもらうことも出来ますが、自分で処分をした方が安く済むケースもあります。

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(3)養生や足場の設置

解体に伴って騒音が出たり粉塵が舞うのを防ぐために、足場を設置して防塵・防音シートなどで養生します。

(4)瓦等を分別・撤去する

解体工事は、その産業廃棄物を種類ごとに分けて工事を行う「分別工事」が義務付けられています。重機等で一気に壊すのではなく、まずは屋根瓦等の撤去から始まります。

屋根は土蔵の上に、土蔵自体は石の上に置いてあるだけ、という土蔵も少なくありませんので、作業は慎重に行われます。

(5)いよいよ建物の解体作業

屋根瓦などの撤去が完了したら、いよいよ重機で解体作業を行います。

ただし重機が入れなかったり、他の建造物と密接しているなど、立地条件やその構造によってはすべて手で解体をする場合もあります。

重機を使用するかしないかでも金額が大きく変わって来ますので、やはり現地調査の上で見積もりを出してもらうことが大切になってきます。

(6)土壁の処理を行う

そして次は解体した土壁の土を落とす作業が始まります。

手作業で土と藁を分けることになります。

(7)産業廃棄物の撤去・運搬・清掃

土蔵の解体が無事に完了したら、工事で出た産業廃棄物を分別して所定の処理場まで運搬します。

また、解体工事ではその他の廃棄物や土などが残りますので、それらを清掃します。

(8)整地する

産業廃棄物を運搬した後はいよいよ最終段階になります。

重機を用いて凹凸になっている地面を固めて整地し綺麗にしたら完了です。

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土蔵解体を依頼する際に注して欲しい事

土蔵の解体は他の家屋などの解体と違って、こんなにインターネットが普及している現代であっても情報量がさほど多くありません。

それを逆手にとって高額な費用を請求してくる解体業者もいますので、なぜ土蔵の解体は割高になってしまいがちなのか、相場はどれくらいなのか、というところをある程度知っておくことで、いざ解体をする際に信頼できる解体業者を選ぶための目安にしてください。

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土蔵は希少性の高い建物

土蔵という建物は大変希少価値の高い建造物だと思います。

今の現代で、新しく土蔵を作って欲しいと思っても、建築できる業者さんは少ないと思います。

木材と土壁だけのシンプルな材料だけの作りでありながら頑丈な作りであり、保温性に優れ、その耐久性は素晴らしいものがあります。

しかし、現在では保管するものの種類や用途が変わり、昔ながらの不用品を保管しておくだけの倉庫となってしまいました。

その為、土蔵の解体依頼が多くなっている現状があります。

最終手段として解体するのも手ですが、リノベーションして新たに使い道のある建物とする方法があれば、日本建築の遺産を絶やさずに済むのではないでしょうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

35年で過去5,000棟の解体工事を手がけた解体専門店・市川工業の責任者であり、解体協会の理事も務めています。 建物解体工事を中心に産業廃棄物のリサイクル業務を中心に、毎年、年間300件以上の解体工事でお客様とふれあう中で「より良いサービスを提供する解体企業になる」をモットーに、業界のイメージと解体工事の品質向上に力を注いでいます。 現在は新潟県解体工事業協会の理事を務め、解体業界全体の品位向上に力を注いでいます。 資格:一級土木施工管理技士、リサイクル施設技術管理者、解体工事施工技士