儲かる解体業の条件とは?競合に勝つための差別化戦略

はじめに|「なぜあの会社は儲かっているのか?」

同じ地域、同じような工事内容、同じような規模の会社。
なのに、「あの会社はいつも忙しそう」「人も辞めないし、いい現場を取っている」…そんな解体業者、あなたの周りにもいませんか?

実は、儲かっている会社には**“必ず理由”があります。**

そしてその理由は、「安くしているから」でも「技術力がズバ抜けているから」でもありません。
ポイントは、**“差別化”と“選ばれる仕組み”**にあります。

この記事では、解体業界で安定して利益を出している会社の特徴と、他社と差をつける戦略について解説します!


儲かる解体業者の共通点とは?


儲かっている会社には、以下のような共通点があります。

✅ 安さより「安心感」で選ばれている

✅ 顧客との距離が近く、口コミ・紹介が多い

✅ 自社ブランディングができている

✅ 見積の段階で“提案”ができている

✅ 工事後のフォロー・気遣いがある

つまり、“値段以外の理由で選ばれている”会社が、安定して儲かっているのです。


差別化が重要な理由|価格競争から抜け出す


今、多くの業者が「価格競争」に巻き込まれています。

  • ネットで3社見積もり

  • ポータルサイトで比較される

  • 値下げ要求が当たり前

この中で勝ち続けるには、
✅ 安くする
✅ 手間を減らす
しか手がなくなり、利益は削られる一方

だからこそ、“価格以外の価値”を作る=差別化が不可欠なのです。


解体業の差別化戦略5選


① 早さより“提案力”|解体+αの発信

  • 解体後の土地活用を提案(駐車場・トランクルームなど)

  • 不用品回収・買取まで対応

  • 相続・売却サポートをセットで案内

→ お客様にとっては、「壊すだけ」の業者より、“その後まで一緒に考えてくれる会社”の方が圧倒的に安心。


② 顧客心理をついた見積り・接客対応

  • 「料金の透明性」+「丁寧な説明」=信頼に直結

  • 安心させる言葉選び(例:「万が一の保険対応もあります」)

  • 営業トークを“相談スタイル”に切り替えることで成約率UP

→ 高くても、「ちゃんとしてる会社」と思われれば勝てる。


③ ホームページ・SNSで信用を蓄積

  • 実績写真・お客様の声を定期更新

  • Instagramで職人の姿・現場の日常を発信

  • Googleビジネスで口コミ&施工事例投稿

→ 何も出していない会社が多い中で、発信しているだけで一歩リード。


④ 地元密着×ストーリー発信で覚えてもらう

  • 創業ストーリー・地域への想いをHPやブログで発信

  • 「市内で一番親身な解体業者へ」など、コンセプトを明確に

  • 小学校や地域行事への協力・寄付も◎

→ 会社に“人間味”が出ることで、覚えてもらえやすくなる。


⑤ 業者紹介型・BtoBルートの開拓

  • 工務店・設計事務所・不動産業者との連携

  • 元請け案件に頼らない「紹介で回る営業」体制づくり

  • 紹介元への“お礼の仕組み”で関係を強固に

紹介ルートができると、「売り込みなしで受注」が可能に。


【実例紹介】差別化で受注率が2倍に伸びたC社の取組


新潟県のC社では、数年前まで月5件程度の問い合わせ数に対し、契約率は約20%ほど。

そこから👇の取組をスタート:

  • 解体後の駐車場活用をセットで提案

  • ホームページを改善し「お客様の声」ページを新設

  • スタッフ紹介・会社の想いを発信

  • 見積時に“選ばれる理由チラシ”を同封

その結果、受注率は40%を超え、紹介・リピート案件も増加。
現在では、価格ではなく“安心感と親身さ”で選ばれていると自信を持って営業できるようになったそうです。


まとめ|“解体+信頼+選ばれる理由”を作る


儲かっている解体業者は、
✅ 技術だけで勝っているわけではなく、
✅ 安さだけで選ばれているわけでもなく、
✅ お客様との“接点”で差をつけている。


いま必要なのは、
「うちに頼む理由を、明確に伝える」こと。

あなたの会社にも、

  • 提案できるサービス

  • 丁寧な対応力

  • 現場に誇りを持つ職人たち

きっと強みがあります。

その強みを発信し、“選ばれる会社”になっていきましょう!

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