🏚️ はじめに|「とりあえず放っておく」は一番危ない
「親の家を相続したけど、まだ何もしていない…」
「空き家状態だけど、そのうち考えようと思ってる…」
実はこれ、一番やってはいけないパターンなんです。
空き家は、放置すればするほど
✅ 固定資産税が重くなる
✅ 建物が劣化して資産価値が下がる
✅ ご近所トラブルや行政指導の対象になる
といった“負のスパイラル”に陥っていきます。
この記事では、
✅ 空き家を放置するリスク
✅ 相続後すぐにやるべきこと
✅ 解体・売却・活用の選択肢
を、わかりやすく解説します!
🚨 空き家を放置すると起こる3つの問題
① 固定資産税などの“維持コスト”がかかり続ける
空き家でも、土地と建物には固定資産税が課税されます。
加えて…
💸 管理コストの一例
-
年間の固定資産税(5万〜10万円)
-
草刈りや見回りなどの管理費(年間2万〜5万円)
-
火災保険・電気水道基本料など
→ 住んでいなくても、持っているだけでお金がかかる!
② 特定空き家に指定され、税金が6倍になることも
「空き家対策特別措置法」により、以下のような家は**“特定空き家”**に指定されます。
-
倒壊の恐れがある
-
ゴミや害虫の発生源
-
景観を著しく損なっている
→ 指定されると、固定資産税の軽減措置(住宅用地特例)が除外される=最大6倍に跳ね上がる!
③ 近隣トラブルや犯罪の温床になる可能性も
-
不法侵入・不審火・動物の巣など
-
苦情やクレームの発生(草木が隣地に越境、悪臭など)
💬 ご近所からの信頼を失ってしまい、売却や活用にも悪影響が出るケースも…。
📝 相続後に“最初にやるべき”5つのステップ
✅ ① 名義を自分に変更する(相続登記)
→ 2024年から「相続登記の義務化」が始まりました!
3年以内に手続きしないと**過料(10万円以下)**の対象になります。
📌 司法書士への依頼 or 自分で法務局で手続き可能。
✅ ② 家の状態をチェックする
🏠 チェックポイント
-
屋根・外壁にヒビや崩れはないか?
-
雨漏り・シロアリ・腐食は?
-
庭・倉庫・塀などの老朽化は?
💬 建築士や解体業者に「老朽化診断」を依頼するのもおすすめ。
✅ ③ 家族・親族と方針を話し合う
「どうするか決められない」原因の多くは、話し合いができていないから。
-
売却するのか
-
解体して土地活用するのか
-
リフォームして住むのか
→ 方向性が決まるだけで、やるべき行動が明確になります!
✅ ④ 役所で補助金・支援制度を確認する
💡 例:
-
解体補助金(上限50万〜100万円)
-
相続空き家の売却で3000万円特別控除(譲渡所得税の軽減)
-
空き家バンク登録支援
→ 事前申請が必要なケースが多いので、まずは市役所の建築課・空き家担当課へ!
✅ ⑤ 今後の方針に応じて専門家に相談する
目的 | 相談先 |
---|---|
売却したい | 不動産会社・宅建士 |
解体したい | 解体業者・工務店 |
登記関係を整理したい | 司法書士 |
相続人の調整・遺産分割 | 行政書士・弁護士 |
→ 自分だけで悩まず、信頼できる専門家に一度相談を!
🔄 選べる3つの選択肢|空き家の活用・整理法
🏘️ ① 売却する
-
最も早く現金化できる方法
-
解体して更地売却 or 建物付きで売却
-
相続空き家の売却には「譲渡所得3000万円控除」が使える場合あり
🏗️ ② 解体して土地活用する
-
駐車場・貸地・太陽光用地など、月収数万円の活用も可能
-
解体費用に補助金が出る場合も!
🏡 ③ リフォームして住む・貸す
-
建物の状態が良ければリフォームも選択肢
-
賃貸化やシェアハウスなど、活用事例も増加中
📝 まとめ|“とりあえず放置”は一番損する選択!
✅ 空き家は、持っているだけでお金がかかる・リスクが増える
✅ 相続したらすぐに登記・現地確認・家族会議を!
✅ 補助金や支援制度を活用すれば、負担を抑えて整理できる
「まだ何もしていない…」と思ったら、今日がスタートのタイミングです。
最初の一歩を踏み出すことで、大切な資産を守る道が開けますよ!