豪邸も空き家になる!費用相場は?安く住む方法は?

空き家には一般の住宅から古民家などいろんなタイプがありますが、中には豪邸も含まれます。多額の費用をかけて建設した豪邸がなぜ空き家になるのか、不思議に思うかもしれません。

しかし豪邸とはいえ、さまざまな理由で空き家となるケースがありますし、格安で譲渡される豪邸もあります。とはいえ、豪邸を手に入れるとなれば多額の維持費がかかります。

そこで今回は、空き家となった豪邸に安く住む方法をご紹介します。

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豪邸が空き家になる理由とは?

「豪邸」とは大辞林によれば、「大きくて立派な家」「大邸宅」のことを意味します。さらに細かく言えば、豪勢な邸宅、普通の家とはかけ離れたぜいたくな造りの家、となります。

このように取得するためには相当の費用を要するような邸宅も、使用されずに空き家となるのはなぜでしょうか。

まず豪邸から別の邸宅に引っ越して、住まなくなることが理由のひとつでしょう。そして豪邸を手放そうにも、買い手がつかないのが空き家になる理由です。

豪邸を売り出しても買い手がつかない理由はいくつかあります。

まず、一般の住宅と比べると購入できる人、需要が少ないことが挙げられます。不必要なほどぜいたくに造られた家に住むだけの余裕がある人は、それほど多くないということです。

また、個人的な趣向によって建てられた豪邸は万人の趣向に合うわけではないのも理由です。そして、豪邸に住むためには相当額の維持管理費用が必要であることも要因となるでしょう。

庭の手入れや建物のメンテナンスは、その広さに応じて費用がかかるものです。また固定資産税もかなりの負担となるでしょう。それだけのコストがかかるとなれば、購入するのも躊躇されます。

そのため、売りに出しても買い手がつかずに空き家のまま、となる豪邸があるというわけです。

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豪邸の空き家でも安く提供される理由と費用相場

このように売却したくても買い手がつかずに放置された豪邸は、年数の経過とともに老朽化が進みます。適切なメンテナンスがなされなければ、豪邸といってもやはり建物は傷むからです。

老朽化が進んだ豪邸は、やがて住むには不具合が生じるようになります。つまり、修繕が必要になるということです。購入したうえで多額の修繕利用がかかるとなれば、なおさら買い手はつかなくなります。

しかし、そのまま放置しておいても固定資産税はかかります。さらに老朽化が進めば倒壊の危険性も生じますし、衛生面でも周辺に影響を及ぼします。そうなると、自治体から管理に関する指導が入ることになります。

管理指導に従わずにそのまま放置をすると、やがて「特定空家」に指定され固定資産税はさらに増額されます。これは、土地の固定資産税評価額に対する減額特例が解除されるのが理由です。その結果、土地分に対する固定資産税は最大で6倍にもなってしまいます。

このように保有を続けることで負担が増加するため、空き家となっている豪邸は安く譲渡されるケースが発生します。費用相場としては思いのほか、安いものとなります。

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空き家となった豪邸に安く住む方法

空き家となった期間が長いほど、豪邸の売却金額は安くなっていきます。しかし、安く手に入るからといって安く住めるというわけではありません。その理由とともに、空き家となった豪邸に安く住むための方法をご紹介します。

基本的に空き家の豪邸はお金がかかる

たとえ空き家となった豪邸をタダで手に入れることができたとしても、安く住めるわけではありません。その理由は、少なくとも不具合なく生活するためには維持費がかかるからです。

住まいの維持費は室内や敷地内における屋外でのメンテナンスに必要です。そしてその広さに応じて、維持費も高くなっていきます。

また豪邸は通常の生活には不必要な設備などもあるため、その維持費も発生するでしょう。たとえば広いリビングがあれば、冷暖房にかかる光熱費もそれなりに高くなります。

また老朽化した家屋をメンテナンスするための費用も必要になるでしょう。外壁塗装や屋根の塗装、防水加工などは定期的に行わなければなりません。

修繕にお金がかからない空き家を選ぶ

空き家となった豪邸を手に入れるためには、少なくとも修繕にお金がかからないものを選ぶことが大事です。

たとえば躯体そのものが傷み耐久性にも影響が出ているとすれば、柱や梁の補修も必要になります。場合によっては土台そのものを手直しすることにもなるでしょう。

あるいは水回りの配管が傷んでいれば、交換しなければなりません。そのような作業が必要となれば大がかりな工事となりますし、場合によっては一般的な家屋を新築するよりも費用がかかることにもなります。

そこで空き家となった豪邸を手に入れる前に、どの程度の修繕が必要になるのかを確認する必要があります

売主からそのような情報が得られない場合、あるいは売主自身も把握していない場合には、自分で調べます。ホームインスペクション(住宅診断)を専門家に依頼して、どの部分を修繕するのかを把握しておきます。その補修費用を見積もることで負担する金額がとの程度なのかがわかります。

維持費にお金がかからない空き家を選ぶ

空き家となった豪邸には、ほぼゼロ円で譲渡される物件があります。この場合、たいていは田舎の広大な敷地に建つ築年数の古い空き家とみてよいでしょう。

このような広い敷地の豪邸は、管理のためのお金がかかります。敷地内の雑草を除去したり、木々の前提をしたりと毎月それなりのコストが発生するからです。あるいは広い室内の空調をコントロールするための光熱費も高くなるでしょう。

そこで豪邸となった空き家に安く住むためには、このような維持管理のコストがかからない物件を選ぶことが必要であることがわかります。

維持費がかからないようにする

当初は維持費がかかる豪邸であったとしても、仕様を変えることでコストを下げることが可能です。

たとえば広い家を減築して、光熱費を抑えるのもよいでしょう。不必要に広い家に住む必要はないということです。そのために家屋の一部を取り壊したり、広いリビングを仕分けて間取りを変更したりします。

ひとつの部屋を狭くすれば、冷暖房効率も高まるので光熱費を安くできます。また壁紙などの交換費用も安く済ませることができるでしょう。

家屋全体を縮小すれば、外壁塗装のコストも軽減できます。防水加工にもお金がかからなくなるので、維持費はかなり少なくなります。

さらに敷地内の雑草対策としては、敷石を敷く方法もあります。敷石の下にはコンクリートが必要になりますが、雑草が生えることはありません。

これらの対応ができる空き家かどうかをチェックするのも、安く住むためのポイントです。

分割して貸し出す

不必要に広い豪邸は発想の転換で、不要部分を貸し出すという方法もあります。いわゆる、「シェアハウス」として貸し出すのです。そのうちの一部に自分が住めば、家賃収入で豪邸全体の維持費をまかなうことが可能です。

豪邸に住めるとなれば、シェアハウスとしての価値は高まることが期待できます。一般の賃貸物件では使えないような設備があるなど、付加価値もあります。シェアハウスにすれば、それほど大がかりなリフォームやリノベーションもせずに借り手をつけることが可能です。

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まとめ

空き家となった豪邸は基本的に、維持管理費用が相当に必要となるものです。そのために売りに出されても買い手がつかず、空き家のままになってしまいます。

しかし物件によってはそれほど修繕工事もかからないでしょうし、工夫次第で維持管理を削減できます。まずは売りに出されている空き家の豪邸を細かくチェックし、どのような方法で安く住めるのかを考えてみるとよいでしょう。

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