世界最大級のカルデラとして有名な阿蘇市。この地で空き家探しをするのがおすすめな理由はいくつもあります。
そこで今回は、阿蘇市で空き家を探すのがなぜおすすめなのか、その理由を5つご紹介します。
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空き家バンクでの取り扱い物件数が多い
阿蘇市で空き家を探すのがおすすめの理由は、空き家バンクでの取り扱い物件数が多いことです。
2020年6月26日時点で売り出し中の空き家は14件あります。それとは別にすでに18件の空き家が成約しています。
売り出し物件は1階が店舗のものやログハウスなど、バラエティに富んでいるのが特徴です。移住目的で住居を購入する場合や喫茶店などの店舗も運営する場合など、物件選びの目的は人それぞれ違います。
あるいは移住するにあたり、ログハウスでの生活を希望する場合もあるでしょう。そのような多種多様な要望に応えることができることが、阿蘇市での空き家探しをおすすめする理由です。
阿蘇市に住み続けたい人が多い
阿蘇市が発表した「阿蘇市民アンケート調査結果」によると、現在阿蘇市に住んでいる人のうち64.6%が阿蘇市に住み続けたいと回答しています。
(参考:http://www.city.aso.kumamoto.jp/files/uploads/2018/12/citizen_questionnaire_results_1st.pdf)
ちなみに年齢や居住年数ごとの数値は以下のようになっています。
とても住み続けたい
男性 6.0%
女性 32.6%
居住年数10年以上 17.2%
居住年数10年未満 33.3%
60歳以上 20.8%
60歳未満 16.7%
まあ住み続けたい
男性 50.0%
女性 41.3%
居住年数10年以上 49.4%
居住年数10年未満 11.1%
60歳以上 47.9%
60歳未満 43.8%
住み続けたいと思う人がこれほど多いということは、阿蘇市にはそれだけの魅力があるということでしょう。つまり移住先として検討する価値は大いにあるということです。
空き家を購入して自分の好きなように改築し暮らしを楽しむ、そんな楽しさがある点で阿蘇市で空き家を探すことがおすすめできます。
自然豊かな観光地に住める
阿蘇市といえば豊かな自然目当ての観光客が多いことで有名です。そして観光地として有名な場所に住むことには、いくつかのメリットがあります。
まず観光地は基本的に公共サービスが充実しています。観光客を誘致するためにも自治体は公共サービスを整えるのが理由です。つまり、移住により住む人にとっても住みやすい環境であると言えます。
次に観光地として有名であれば、飲食店などが多い点もメリットとなります。飲食店が多いということは、そこに住む人にとっても便利というわけです。阿蘇市の飲食店で検索をすれば、多くのお店が紹介されているのがわかります。
さらに観光地では数多くのイベントやお祭りがあります。阿蘇市にも「火振り神事」や「阿蘇の花ごよみ」、「おんだ祭り」など多くの催し物があります。このようなお祭りなどを楽しめるのも、観光地として有名な阿蘇市に移住するメリットと言えるでしょう。
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阿蘇市は住みやすさランキングの安心度で上位に
2015年に東洋経済ONLINEが発表した全国の「住みよさランキング安心度」では、阿蘇市が7位に入っていました。上位の市名は次のとおりです。
1位 倉吉(鳥取県)
2位 由布(大分県)
3位 野々市(石川県)
4位 串間(宮崎県)
5位 七尾(石川県)
6位 天草(熊本)
7位 阿蘇(熊本)
8位 人吉(熊本)
9位 水俣(熊本)
10位 三次(広島県)
(参考:https://toyokeizai.net/articles/amp/74537?display=b&_event=read-body)
熊本県の4市が上位を占めていますが、そのいずれにも共通しているのは病床数の水準が全国でもトップクラスであるということです。移住するにあたり、都会と比べて気になるのが医療施設の充実度です。その点、阿蘇市は問題ないと考えてよいでしょう。
さらにsuumoの調べによると、熊本県民が選ぶ県内で住みたい市区郡において、阿蘇市は5位に入っています。その理由として、熊本市の通勤圏内でありながら自然に恵まれていることが挙げられています。
やはり移住を検討する際にチェックすべきは仕事環境です。熊本市への通勤が可能とあれば、就業環境も心配はないと思います。
移住の理由となる要素を満たす環境
阿蘇市は移住に興味がある若い既婚世帯が魅力的に感じる要素が多いのも、空き家探しにおすすめの理由です。
一般社団法人の移住・交流推進機構が発表した移住に興味がある理由の上位は以下のようになっています。調査対象は子育て世帯を含む若い既婚世帯です。
- 自然にあふれた魅力的な環境(50.2%)
- 子育てに適した自然環境(33.4%)
- 子どもの教育、知力、学力向上(22.2%)
- 都会の生活に疲れた(18.0%)
- 生活コストの削減(16.0%)
(参照:https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/meeting/souda_chihou/h30-03-20-siryou4-5.pdf)
阿蘇市といえば世界最大級のカルデラであり、その中に山や草原が広がる、そんなイメージではないでしょうか。そして「阿蘇くじゅう国立公園」や「世界ジオパーク」としての自然公園、「世界農業遺産」に認定された草原など、まさに自然環境に恵まれたエリアと言えます。
都会生活では決して味わうことができない自然に恵まれているのが阿蘇市の魅力です。ストレスから解放され、子育て環境としても申し分ない点で移住先としておすすめです。
また子育て環境としては、熊本市との比較で学校数が多いことが特徴となります。保育園数は熊本市の9カ所に対して12カ所、小学校は熊本市の7校に対して9校あります。教育環境が気になる人も安心できるのではないでしょうか。
さらに空き家を購入するうえで参考になる地価の比較ですが、平方メートルあたり熊本全体の地価が31,002円であることに対して、阿蘇市の地価は16,466円と半分近くになっています。ちなみに全国平均は73,149円です。
このように物件価格が安いことも、生活コストの削減につながるため移住先としての候補となるでしょう。
(参照:https://sumaity.com/town/kumamoto/aso/)
以上のことから、阿蘇市は移住を考える人が求める条件を多く満たしていることがわかります。その点で空き家探しにおすすめというわけです。
また熊本市公式移住情報サイトによると、東京と熊本市の家計に関する比較データは以下のようになっています。
食料品・食事
東京都 72,967円
熊本市 52,170円
マンション平均購入金額
東京都 5,205万円
熊本市 3,301万円
交通・通信
東京都 34,597円
熊本市 34,393円
(参照:https://kumamotodo.jp/compare/)
家計面での負担の少なさも移住を考える人の大きな魅力と言えます。
まとめ
自然に恵まれた阿蘇市は移住先として申し分のない環境と言えます。そして空き家の提供も多いので、空き家探しにおすすめです。
単なる住居のみならず、たとえばカフェを併設した住居を探すような人にとっても、最適な物件を見つけることができるのではないでしょうか。
参考サイト
「阿蘇市民アンケート調査結果」
http://www.city.aso.kumamoto.jp/files/uploads/2018/12/citizen_questionnaire_results_1st.pdf
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