新潟でも発足!木質バイオマス発電施設の全貌!

新潟でもバイオマス発電施設が誕生

2016年8月、新潟市北区の新潟東港工業団地内に建設された「木質バイオマス発電施設」が運転を開始しました。

いま、再生可能エネルギーの中でも特に日本中で注目を浴びている「木質バイオマス発電」とはどういうものなのでしょうか?

また新潟県に完成した発電施設はどのような施設なのでしょうか。

これを読むことで、新潟県の魅力を再確認するきっかけになりそうです。

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木質バイオマスとは?

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バイオマスとは「化石燃料を除く再生可能な生物由来の有機性資源」のことを指します。

具体的には次のようなものがあります。

バイオマスの例

廃棄処分予定の紙、家畜の排泄物、食品廃棄物、パルプ廃液、製材工場残材、建材工場廃材、製紙工場廃材、間伐材、林地残材、木造家屋解体廃材、果樹・街路樹剪定枝、下水汚泥、稲わら、麦わら、もみ殻、さとうきび、トウモロコシなど

木質バイオマスとは

木質バイオマスは、バイオマスのうち木材に由来するバイオマスを指します。

例えば木造住宅の解体時に発生した廃材、製材工場から発生した廃材や樹皮、おがくず、樹木の伐採・造材によって発生した枝や葉などの林地残材、街路樹や果樹の剪定時に発生した枝などがそれに当たります。

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木質バイオマス発電の4つのメリット

再生可能エネルギーの中でも太陽光発電に次いで注目を浴びている木質バイオマス発電には、次のようなメリットがあります。

(1)地球温暖化対策になる

木材を燃焼させる際に排出されるCO2は、もともとその木材が光合成のために吸収したCO2です。

そのため石油や石炭など化石由来のエネルギーを作るよりもCO2の排出量が大きく削減されると言われており、京都議定書におけるCO2削減目標を達成するためにも木質バイオマスの利活用が必要不可欠とされています。

(2)循環型社会の形成につながる

未活用で放置状態だった間伐材などの林地残材、今までは廃棄されてきた廃材などを利用することによって廃棄物の再利用・減少につながり、引いては循環型社会の形成に大きく貢献します。

*循環型社会とは?

限りある資源を効率的に利用すると同時に、再生産することによって可能な限り循環・持続させながら利用していく社会のことを言います。

(3)地域の活性化

家畜の排泄物、稲わら、林地残材といった国内の農山漁村にある豊富な資源を利用することによって農山漁村の環境を大幅に改善し、さらに雇用を創生することで活性化に繋がります。

(4)環境改善

同様に、家畜の排泄物、生ゴミなどの食品廃棄物といった、これまでは捨てていたものを資源とすることで地域環境の改善が見込めます。

このように、木質バイオマス発電は今、最も注目を浴びている再生可能エネルギーと言えます。

そんな木質バイオマス発電事業が、実は新潟県で積極的に行われているのです。

新潟の木質チップ製造企業

新潟市北区の木質バイオマス発電施設はどんな所?

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新潟市北区・新潟東港工業団地に建設された木質バイオマス発電施設は、2016年8月に運転を開始しました。

出力5,750kW、総事業費はおよそ33億円で、福島県喜多方市の林業のノーリンと、新潟県新潟市リサイクル業の大橋商会が共同設立した『バイオパワーステーション新潟』によって建設されました。

ここでは主に新潟県内の山林に残置されている未利用間伐材、新潟東港を利用してインドネシアから輸入するパームオイルの搾りカスをから発電をしています。

発電量は一般家庭のおよそ1万世帯分の電力消費量に相当するとされ、小売電気事業者に電気を売却しています。

またこの木質バイオマス発電施設の完成により、施設での直接雇用15名、間伐材の伐採や運搬で60名ほどの雇用を生み出すと言われています。

課題としては間伐材の運搬やチップ化に対するコストをどれだけ抑えられるかというところにあります。

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三条市の木質バイオマス発電事業には東京都も投資!

2015年8月21日、当時の東京都知事だった舛添要一氏が、新潟県三条市の「木質バイオマス発電事業」に投資したと発表しました。

三条市は「三条市バイオマスタウン構想」を掲げており、いち早くバイオマスの利活用の方向性を打ち出してきた自治体です。

今回、三条市保内工業団地内に建設されている木質バイオマス発電施設は出力6,250kW、総事業費およそ55億5,000万円と、新潟市北区の発電施設に先を越された感じではありますが、それよりもやや規模が大きいものとなります。

2017年9月末に操業開始を予定しており、運転開始後は小売電気事業者に電気を売却する予定です。

さらに関川村でも!

新潟県関川村では、『株式会社パワープラント関川』が事業主となり、村有地である関川村大字土沢地内に木質バイオマス発電施設の建設を予定しています。

建物・土場を含むおよそ4ヘクタールという広い敷地に建設予定の施設は、発電量7,500kWという、完成すれば現時点での新潟県最大の木質バイオマス発電施設となります。

施設での直接雇用は20名程度を予定しており、新潟県内のさらなる林業の活性化、地域の活性化が期待されていますが、住民の反対の声も少なくないなど、まだまだ基本計画が十分でないといった課題があります。

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糸魚川市には国内初の本格的なバイオマス発電所が!

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「明星セメント糸魚川工場」内には、木質バイオマスと補助燃料として石炭を用いたバイオマス発電所(火力発電所)が2005年1月から運転を続けており、当時は国内初の本格的なバイオマス発電所ということで注目を浴びました。

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新潟県はエネルギー資源の宝庫!

こうして積極的に木質を始めとするバイオマス事業を展開することで豊富な森林資源を有効活用するだけでなく、電力の安定供給、災害時の予備電力の確保、林業の活性化、森林の再生、循環型社会形成、雇用の創生など様々な効果が期待されます。

新潟県は日本海に面しているほか、全国6位の森林面積を誇りますので、資源豊かな土地であると言えます。

まさに新潟県が持つ潜在能力の大きさが窺えます。

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出かけてみよう!新潟県の「次世代エネルギーパーク」

新潟県は国内でも有数のエネルギー関連施設を持つ県です。

今回ご紹介した木質バイオマス発電施設のほか、火力発電施設、水力発電施設、雪国型メガソーラーや風力発電施設、雪氷熱導入施設など、豊富な資源を利活用した実に多種多様なエネルギー関連施設があり、これらの施設を見学することができます。

新潟県次世代エネルギーパーク

▼新潟雪国型メガソーラー(新潟市・再生可能エネルギー)

▼県立自然科学館(新潟市・次世代エネルギー)

▼奧清津発電所(湯沢市・日本のエネルギーを支える発電所、生産施設)

▼越路原プラント・発電所(長岡市・日本のエネルギーを支える発電所、生産施設)

▼東新潟火力発電所(新発田市・日本のエネルギーを支える発電所、生産施設)

▼紫雲寺町風力発電(新発田市・再生可能エネルギー)

▼雪のまちみらい館(上越市・次世代エネルギー)

▼上越科学館(上越市・次世代エネルギー)

▼新潟東部太陽光発電所(阿賀野市・再生可能エネルギー)

などがあります。

次世代エネルギーパークは小学生から高齢者まで楽しめる施設となっており、実際に見たり触れたりと体感することで、将来的なエネルギーの在り方について興味を持ってもらうことを目的としています。

新潟県次世代エネルギーパーク運営協議会

<事務局>
新潟県産業労働観光部産業振興課新エネルギー資源開発室
〒950-8570 新潟市中央区新光町4-1
TEL 025-280-5257
FAX 025-280-5508
メールアドレス [email protected]

水資源、森林資源が豊富なばかりか、全国有数の豪雪地帯というデメリットまでメリットに変えてしまう新潟県は、これからの日本のエネルギーを支える大きな力となってくれそうです。

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ABOUTこの記事をかいた人

市川雅樹

35年で過去5,000棟の解体工事を手がけた解体専門店・市川工業の責任者であり、解体協会の理事も務めています。 建物解体工事を中心に産業廃棄物のリサイクル業務を中心に、毎年、年間300件以上の解体工事でお客様とふれあう中で「より良いサービスを提供する解体企業になる」をモットーに、業界のイメージと解体工事の品質向上に力を注いでいます。 現在は新潟県解体工事業協会の理事を務め、解体業界全体の品位向上に力を注いでいます。 資格:一級土木施工管理技士、リサイクル施設技術管理者、解体工事施工技士