解体工事をして更地になったは良いが、そのまま放置してしまうと土地を活用できていないのに(収入がないのに)固定資産税を払い続けなければなりません。
特に更地は固定資産税が高くなりますので、なんとか土地を有効活用できないかと考える人がほとんどではないでしょうか。
できれば『その土地が収入を生み続けてくれる資産』に変わることができれば嬉しくありませんか?
今回は、解体工事後の土地の活用方法についてランキング形式でご紹介しますので、ぜひ有効に活用して、収益性のある土地を目指しましょう!
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解体後の土地の活用方法・8のランキング
解体工事後の土地はどのように活用されているのでしょうか?
地域などによって順位は変動しますが、弊社がこれまで5,000件以上の解体工事をしてきたなかでデータを取り、ランキングを算出してみました。
No.1:駐車場を経営する(コインパーキング/月極駐車場)
最も多かったのが駐車場の経営でした。
特に都市部などでは駐車スペースがありませんので、コインパーキイングは大人気です。
コインパーキングは
- 運用会社に任せるか
- 自分で運用するか
の2つのパターンに分かれますが、少し手数料を支払っても、運用会社に任せるほうが自由な時間を過ごしながら、収入を得ることができるので、こちらのほうがオススメでしょう。
「釣り銭が足りない・・」
「機械が動かない・・」
などで、出向くのは大変ですからね。。
駐車場経営成功の成否はだた1つ:それは立地
とにもかくにも、駐車場経営は立地がすべてです。
その土地が駐車場経営に向いているかどうかまずは見極めることが大事です。
素人では、その判断が難しい場合も多いと思いますので、まずはその土地がパーキングとして収益化が図れるか、を査定してもらいましょう。
No.2:アパートやマンションを経営する
アパートやマンションなどの賃貸住宅の経営をする方も多いようです。
メリットとしては、固定資産税や相続税などを節税できることや、分譲マンションの運用では場合によっては預金をするよりも高い利回りが期待できること、あるいは長期の安定収入源として期待できることなどが挙げられます。
しかしながら初期費用が大きいことや、建物の維持費や管理費が必要なこと、また運用するためのノウハウが必要になってくることなどはデメリットと言えるかも知れません。
No.3:定期借地として貸し出す
その土地に「定期借地権」を設定して他人に貸す方法です。
住宅用、事業用など借主の目的は異なりますが、借主が破綻しない限り一定期間は安定した収入が約束される点は非常に大きなメリットと言えます。
No.4:コインランドリーを経営する
一人暮らしの学生や高齢者が多い土地では、コインランドリーもよく見かけます。
規模にもよりますが、初期費用として数百万円~1000万円、場合によっては2000万円程度は必要となります。
しかし、普通に使用していれば20年程度は使えるものですので、人件費も不要で毎日お金を生み出してくれると考えると長期的に見て利益があがると判断し、経営をする人も増えているようです。
24時間経営のところが多く、トラブルの際の管理や清掃などは大変なところもあるかも知れません。
No.5:トランクルームやレンタル収納を経営する
近年、トランクルームが増えてきました。
モノが多い現代を象徴するような現象ですね。
温度管理や湿度管理、その他セキュリティに関してもしっかりとしたものを、ということであれば費用が高額になりますが、更地にコンテナを設置するだけであれば初期費用が大幅に抑えられることや、土地を選ばないことなどはメリットとして挙げられます。
運営にあたっては、トランクルーム寄託約款に基づいたルールやメンテナンス、セキュリティなどについて学ぶ必要があります。
また、ランキング外ではありましたが、いずれも僅差でしたのでその他の活用方法もご紹介します。
No.6 太陽光発電システムを設置する
周辺に障害物もなく、日当たりが良い環境であれば、太陽光発電システムを設置するのも活用方法の一つです。
ただし様々な条件があり、例えば「電柱が近くにあり、送電が可能であること」や「著しい落ち葉や降雪などがないこと」などが挙げられます。
また、基本的には太陽光発電は最初の10年は回収期間であり、その後収益が上がる計画になっていることがほとんどです。
初期費用にも多額の費用が必要となりますので、慎重に検討するようにしましょう。
No.7 農地にする
農地から宅地にする場合は「農地法」という法律により制限があるのですが、その逆であれば特に制限をしている法律がなく、比較的自由に転用できます。
固定資産税が安くなり、なおかつ農作物を栽培することで収入を得ることもできます。
No.8 ロードサイド店舗を誘致する
駅からは遠いが幹線道路に面しているというケースでは、ファミレス、ファストフード、コンビニ、その他の駐車場付き店舗など、自分で経営するのではなく誘致という形で土地を貸し出す方法も多いようです。
チェーンのファミレスなどは近年撤退が相次いでいますが、地域によってはまだまだ伸びているところもあります。
その他:地域の特性に合わせた施設を作る
例えば、
- 共働きの夫婦が多い土地柄であれば託児所であったり
- 高齢者の方が多い土地柄であれば近所の高齢者が気軽に集うことができる憩いの場であったり
- あるいはパソコン教室やインターネットカフェのような施設など
その地域の特性に合わせた施設を作って運営することもできます。
その他にも、コンビニや飲食店などを経営する、商業ビルやオフィスビルを建てるといった活用方法もありました。
このように、解体工事後の土地の活用方法は様々です。
こんなケースは要注意!土地活用に失敗しかねないパターンをご紹介!
なるほど、解体後の土地の活用方法は自分のアイデア次第でいくらでも広がるということが分かりました。
しかし、ここで忘れてはいけないことがあります。
ポイント1:信頼できるパートナーの存在
たしかに、いくらでもアイデア次第で土地の活用方法の可能性は広がりますが、最も大切になってくるのが活用をする本人のやる気です。
例えば、不動産関係の情報というのは一般人には集めにくいのが現実です。
アパートを建てたは良いが経営のノウハウを知らなかったり、法律関係を学んでおかないと住人とトラブルになったりといったこともあります。
もし積極的に法律関係を学んだり情報収集をすることが苦手であれば、信頼のおけるブレーン(共同経営者など)やパートナー(委託できる企業)を探すなど、自ら進んで動くことが非常に重要です。
他人に「アパートでも経営しませんか?」と勧められ、よく分からないままその話に乗ってしまった、というケースは要注意です。
さらにもう一つポイントがあります。
ポイント2:できる限り、通える距離に
「最低でも月に1度は見に行ける距離」であることが大切です。
あまりに遠いと他人任せになってしまったり、管理が行き届かなくなって荒れてしまったり、最終的には放置してしまったりといった事態になりかねません。
「自主性と距離」がポイントになってくるということを覚えておきましょう。
土地活用は地域性が大切
アパート経営一つにしてみても、その地域の特性を十分に把握した上で建てることが大切になってきます。
例えば
- 駅から遠くファミリー層などが多い場合は「駐車場付き」にする
- 学生が多い場合には部屋は少し狭めでも「一部屋の賃料を安くして部屋数を増やす」
- 音楽学校などがある土地であれば「防音仕様」にする
- 女性が多い土地であれば「ペット可」にする
といったようにどのようなニーズがあるのかをまずリサーチすることが成功の秘訣です。
逆に、その土地の人口が年々減ってきているのにアパートを建てたり、学生が住むような土地でもないのにアパートやコインランドリーを建てたり、交通手段が豊富なのに駐車場を経営するなど、その土地の特性と外れてしまうと失敗してしまう可能性が高くなります。
解体工事後の土地を有効活用するには、まずはその土地の特性を把握して、どのようなニーズがあるのか、知るところから始めましょう。