生活圏が実家から離れてしまった場合、空き家になった実家を処分するのにどうしようか悩みがちです。
空き家を放置すると近所迷惑になるだけでなく、税金も高くなってしまったりと、あまりいいことがありません。
いろいろ調べている中で、まず行きつくのが「空き家になった実家を売る」という方法だと思います。
売るなら、できるだけ高く売りたいですよね。その時におすすめなのが、不動産外会社が行っている「一括査定サービス」です。
今回は、空き家になった実家を高く売るための方法として挙げられる「一括査定サービス」についてや、注意点といった、空き家になった実家を売る前に抑えたいポイントをご紹介します。
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一括査定サービスとは?
一括査定サービスとは、空き家を複数の不動産会社に査定依頼をするサービスのことです。
空き家を売ろうとした場合、通常は不動産会社1件1件に電話をして、査定をしてもらっていましたが、最近では一括査定サービスを利用することで、全国にある不動産会社の査定を行ってくれるのです。
1回で複数の不動産会社に空き家の査定を行ってもらえるのなら、とても便利ですし手間が省けますよね。
一括査定サービスはどの位あるの?
2020年4月現在、一括査定サービスを行っているウェブサービスは複数あります。
それぞれ、提携会社数や同時に一括査定ができる会社数が異なっています。
今回は、一括査定サービスの中でも上位を誇る5サイトを簡単に紹介します。一括査定サービスを選ぶ際の参考にしてみてください。
• すまいValue(バリュー)・・・大手不動産会社に一括査定ができる
• LIFULL HOME’S・・・大手から地方まで全国1,874社と提携、最大10社に一括査定ができる
• SUUMO(スーモ)・・・提携会社2,000社以上の国内最大級の不動産査定が実現
• イエウール・・・厳選された有料不動産会社6社まで一括査定ができる
• HOME4U・・・売却査定数が35万件以上!最大6社まで一括査定が可能
一括査定のメリット・デメリットは?
一括査定で空き家になった実家を高く売れるのであれば、フル活用したいですよね。
ここでは、一括査定を利用する前に知っておきたい、一括査定のメリットとデメリットをご紹介します。
一括査定を利用するメリット:時間を節約できる
不動産の一括査定を行うメリットは、不動産会社を探す手間を省きながら、短時間で空き家になった実家の査定をしてくれるところにあります。
前述でも触れたように、これまで不動産会社に1件1件売却についての問い合わせをしなければならなかった空き家の売却が、インターネットひとつで複数の不動産会社に問い合わせができるのです。
特に、生活圏が実家から遠い場所にある場合は、一括査定を使うことで、移動時間なども短縮できるのです。
また、実家のある地域や物件の種別によっては、不動産会社でも得意なのか不得手なのかが分かれてきます。
数多くある不動産会社の中から、空き家になった実家を扱うのが得意な不動産会社に依頼を行えば、空き家になった実家を高く売ることができる可能性が出てくるのです。
一括査定を利用するデメリット:勧誘がしつこい
不動産の一括査定のデメリットは、不動産の売買契約に結びつけるための勧誘がしつこくなってしまうことです。
不動産一括査定に登録している会社は、あくまで不動産の売買契約で報酬を得る「不動産仲介会社」です。
感じ方は人それぞれですが、売買契約に結びつける為に営業電話やメールなどでの勧誘が発生するのです。
しかし、電話を受けるのであれば査定詳細を細かく聞いてみたり、一括査定を申込む際の備考欄に電話を受けたくない旨を記載するなどして、勧誘を控えてもらうことも可能です。
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空き家になった実家を一括査定で高く売るためのポイント3つ
一括査定特有のデメリットありつつも、一括査定サービスを利用すれば、空き家になった実家を高く売るチャンスができるのがわかりました。
では、一括査定を行う際のポイントはあるのでしょうか?一括査定で空き家になった実家を高く売るためのポイントは、3つあります。
1)早めに一括査定をしてもらう
空き家になった実家の一括査定は、早めに行うようにしましょう。
空き家は、放置すればするほどいたむ速度が速まります。
実家になった空き家を「売却しよう」と考えている場合は、できるだけ早く一括査定をすることで高く売ることができる確率も上がるのです。
2)家の掃除をし、荷物がない状態にする
家の掃除をし、荷物を引き上げておくことも、一括査定で空き家になった実家を高く売るポイントのひとつです。
実際に購入する人の立場を考えると、汚い家で荷物がそのままの家に引っ越してきたいとは思いませんよね?
購入者の立場に立って考え、空き家になった実家は少しでもキレイな状態に保ちましょう。
高く売るためにリフォームする必要はある?
ここで疑問なのが、「キレイにリフォーム工事をしてから売ったほうが良いのかどうか」ですよね。
空き家になった実家を高く売るために、わざわざリフォームをする必要はありません。
空き家が実家になったら早めに一括査定を行うだけで、売却先の不動産会社が代わりにリフォームやリノベーションを行ってくれ、よりキレイな物件に生まれ変わる可能性があるからです。
3)庭の雑草の手入れをしておく
空き家になった実家を高く売るためには、庭の状態にも気を配りましょう。
家の売却では、一見住宅そのものがキレイでないといけないという様に、建物に目が行きがちですが、実は庭の手入れも重要な査定のポイントです。
庭に雑草がある場合は、これをキレイにするだけで、より高く売ることができる可能性があります。
一括査定を行った際に見ておきたいポイント:査定金額の根拠を比較する
一括査定前に確認したいポイントもありますが、実際に一括査定を行い、売却する不動産会社を選ぶ際にも検討すべきポイントがあります。
それは、一括査定を行った際の金額の根拠を比べることも、実は重要です。
一括査定を利用すると、高く査定されたことに一喜一憂してしまいがちですが、査定額だけで不動産会社を決めるのはNGです。
大切なのは、「なぜこの査定額になるのか」ということです。
高い査定額を出してくれても、その理由があいまいだったり、ハッキリしない回答でただ契約を取り付けたいだけの金額の可能性も考えられるのです。
高く売りたい気持ちはありますが、後から値下げをされた!という事例もあるので、一括査定を行った後のこういった不動産会社側の説明も重要なのです。
そのため、「査定額決定の根拠」をしっかり説明してくれる会社を選ぶのがおススメです。
まとめ
今回は、一括査定を利用しながら、空き家になった実家を高く売る方法について、ポイントやメリット・デメリットも含めてお話ししました。
特に実家は自分が育った場所でもありますし、思い出もたくさん詰まっていますから、空き家の処分や売却に対して気の進まない人が多いのも事実です。
ですが、空き家を売却すれば家を解体する事もなく、実家の建物を残すこともできます。
それに、空き家になった実家を売却することは、悪いことではありません。
また、一括査定の結果も、高いだけで判断してはいけないというところも意外なポイントでした。
本記事を参考に、一括査定をうまく活用して、空き家になった実家を売却する方向で考えている場合は、早めに売却準備に取り掛かれるようにしましょう。
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