ブロック塀の解体費用はいくらかかるのか?

ブロック塀の解体・撤去・処分

古くなったブロック塀は解体撤去しないと危険ですよね。

では、ブロック塀を解体する場合の費用っていくら位かかると思いますか?

今回は、ブロック塀の解体費用について解説させていただきます。

【外構部分の解体、撤去に関連する記事はこちら】

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ブロック塀の種類

ブロック塀と一言に言っても、その種類は数多くあります。

一番多く見かけるのが、通称「建築ブロック」などとも呼ばれ、高さ20㎝・幅40㎝のコンクリート製のブロックではないでしょうか?

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この他にも、ちょっとオシャレに色付けされたブロックや表面に模様の入ったブロックなど、通称「化粧ブロック」などと呼ばれるタイプもあります。

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タイプによって価格も変わってきます。

ブロック塀の用途は?

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家の外周に設置したり、お隣との境界に設置したりするケースがほとんどかと思います。

家の塀として設置する場合は、その家の外壁に色合いや形を合わせると綺麗に見えると思います。

また、境界ラインに設置する場合は、一番安い普通のコンクリートブロック(建築ブロック)で結構だと思います。

積む高さは?

様々ですが、家の塀の場合は、平均的に1.0m~1.2m(5~6段)ほど。

境界ラインの場合は、40㎝~80㎝(2~4段)ほどです。

ブロック塀の構造

ほとんどのブロックが、高さ20㎝×幅40㎝の長方形で厚さ12㎝~15㎝のタイプです。

この他にもありますが、これが一番多い基準です。

通常、真ん中に1~3つの穴がお空いており、肉厚は2~3㎝ほどでしょうか。

この真ん中の穴は、組み立てる際に補強である鉄筋を通すためと、固定するコンクリートを流し込むためにこの様な構造になっています。

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ブロックの積み方は?

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ブロック塀の積み方は、そのブロックのタイプによって多少の違いはあれども、基本的には一緒です。

基礎となる部分には、基礎コンクリートと呼ばれるコンクリートを打設し、鉄筋を立ち上げておきます。

その鉄筋を通すようにブロックを設置し、コンクリートを流し込みます。

2段目からは、1段目のブロックの天端に1㎝ほどのモルタルを敷いて積んで行きます。

2段目のブロックが積み終わると、コンクリートを流し込んで、3段目を積んでいきます。

この繰り返しで、積上げて行きます。

ブロック自体は厚さが10㎝~15㎝程度しかありませんので、ある程度高く積むと、反りや転倒のおそれが出てきます。

それを防ぐために「控壁」という、ブロック塀の背面に積むブロック壁があります。

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ブロック塀の解体方法

解体方法は、重機等の機械で壊す場合と、ハンマーや電動工具などを使用した人力で壊す場合の2パターンあります。

規模が小さい場合は、人力で解体するケースが多いです。

重機等を運搬するまでもなく、運搬費もかかりますからね。

規模が大きい場合は、人力で解体していると時間がかかりますので重機を使っての作業となります。

しかし、施工場所が狭いなどで重機が入らない場合は人力で解体作業するしかありません。

解体したブロックは、コンクリート廃材として産業廃棄物扱いとなります。

コンクリーとですので、再生砕石としてリサイクルされます。

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ブロック塀の解体費用は?

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では、気になるブロック塀の解体費用はどの位かかるのでしょうか?

立地や施工条件によって変わってきますが、平均的な相場ですと、1㎡(1.0m×1.0m)あたり、10,000円~20,000円くらいかと思われます。

但しこの価格は、ある程度の面積がある場合でして、小規模の場合はもう少し高くなると思います。

1㎡だけ解体というのはあまりありません。大体、10㎡とかそれ以上のケースが多いです。

小規模の場合ですと、現地に行く交通費や準備などの手間分も同じだけかかりますので、最低でも3万円位かと思われます。

上記価格は、解体施工費用と廃材処分費も含んだ価格となります。

ブロック塀解体費用例

条 件
①ブロック塀面積  24㎡ (高さ1.2m×延長20m)
②ブロックタイプ   コンクリートブロック(建築ブロック)
③解体方法    重機による解体
④施工場所    4トン車乗入れ可能

費用例
①解体費     152,000円(施工日数 1.5日)
②廃材処分費    13,000円         
③合 計     165,000円(6,875円/㎡)

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ブロック塀の解体は見積りが肝心

いかがでしたでしょうか?

ほとんど目にする事が無いブロックの解体工事ですが、以外と依頼が多い工事でもあります。

数万円程度で済むだろうと、安易に依頼したら結構高額な請求になってしまった、などとならない様に上記を参考にして頂き、しっかり業者さんから見積りを取って下さい。

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ABOUTこの記事をかいた人

35年で過去5,000棟の解体工事を手がけた解体専門店・市川工業の責任者であり、解体協会の理事も務めています。 建物解体工事を中心に産業廃棄物のリサイクル業務を中心に、毎年、年間300件以上の解体工事でお客様とふれあう中で「より良いサービスを提供する解体企業になる」をモットーに、業界のイメージと解体工事の品質向上に力を注いでいます。 現在は新潟県解体工事業協会の理事を務め、解体業界全体の品位向上に力を注いでいます。 資格:一級土木施工管理技士、リサイクル施設技術管理者、解体工事施工技士