解体工事で実際にあった災害事例パート2

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解体工事災害事例

解体工事などの建築現場は常に危険と隣り合わせです。

10階建て、20階建てなどの高層ビルやマンション、重機を用いた大規模な解体作業などが行われており、現場を預かる責任者や工事を依頼した施主、実際に作業にあたっている作業員、資材の運搬をする業者など様々な人たちが出入りしています。

その誰もが事故や災害など望んではいませんが、人間による作業が中心となりますので、細心の注意を払っていても残念ながら事故や災害が起きてしまいます。

今回は解体工事中に起こる、実際にあった災害事例の第2弾をご紹介します。少しでも災害の可能性を減らすことにお役立ていただけたら幸いです。

【解体工事中の事故に関連する記事はこちら】

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知ってほしい!解体工事の難しさ

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一般に、建てる時よりも壊す時、つまり解体をする時の方が危険であると言われています。

建てる時は徐々に積み重ねていくことで安定感が増していくイメージですが、解体現場では柱一本間違えただけでバランスを崩し、全てが倒壊してしまう危険性があるのです。

コンクリートの壁が崩れ落ちたり、内部の鉄筋がむき出しになったり、ふと足元を見れば凹凸の瓦礫が積み重なっていたり。

足場の悪さや粉塵による視界の悪さ、限られた敷地内で多数の人と重機が作業をする・・・ちょっと挙げただけでもこんなにも危険な要素があるのです。

それに、ただ壊せば良いというだけでないばかりか、解体手順は間違っていなかったとしても突然の自然災害(地震や強風など)などによってバランスを崩し傾倒したり倒壊してしまう可能性もあるのです。

解体工事とは、建築現場の中でも特に難しい現場であるということをぜひ、皆さんに知っていただけたらと思います。

実際にあった災害事例

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それでは、実際にあった災害事例を見ていきましょう。

まずは皆さんの記憶に新しいところでは、今年に入ってすぐ、福岡県福岡市で起こった災害ではないでしょうか。

福岡市の商店街でのビルが倒壊

2017年1月25日午後1時50分頃、福岡市早良区西新5丁目の中西商店街で、解体工事中だった2階建てビルのコンクリート壁などが倒壊しました。

飲食店が立ち並ぶ商店街で日中も人通りが多く「突然のことで声も出なかった」「テロかと思った」「3秒違ったら巻き込まれていた」といった街の人の声もありましたが、幸いなことに通行人がおらず、けが人はいませんでした。

これはある意味奇跡と呼んでも良いかも知れません。

アピタ日吉店での足場が倒壊

2016年8月5日午前10時30分頃、神奈川県港北区箕輪町にあった「アピタ日吉店」の解体作業中に足場と防護壁が崩れるという災害が発生しました。

こちらも幸いなことにけが人は出なかったとのことです。

当時、風もほとんど吹いていなかったということで、解体作業中の何らかの弾みで崩れたものと思われます。

現場が面している綱島街道は交通量の割に広くはなく通行人も多いため、福岡市早良区の倒壊災害と同様に、けが人がいなかったことは奇跡と言えるかも知れません。

専門学校の解体中に建物が傾く

2015年4月21日午後3時40分頃、東京都中野区にある3階建ての専門学校の外階段を重機で解体中、建物が隣の住宅側へ傾いたということです。

幸いけが人もおらず、また建物も倒壊した訳ではありませんが、一歩間違えば大惨事になっていたかも知れません。

これらの災害は不幸中の幸いでたまたま負傷者が出ませんでしたが、次のような痛ましい事故も毎年のように起きています。

「かんぜん」解体工事現場での死亡事故

2010年10月14日午後3時35分頃、岐阜県岐阜市北一式の「かんぜん」解体現場では建物北側の壁が突然市道に倒壊、たまたま通りかかった女子高校生が下敷きとなり命を落としてしまいました。

解体を請け負った業者は、壁を南側に倒そうと思ったが障害物があったため倒せず固定もせずにそのまま放置していたとのことでした。

労働基準監督署庁舎の解体工事現場での死亡事故

2015年5月13日午後、東京都墨田区にある労働基準監督署の庁舎の解体工事中、鉄筋を運んでいた重機(ショベルカー)がバランスを崩しておよそ1m下に転落し、操縦をしていた作業員が命を落としました。

解体工事の際に重機等で持ち上げる廃材などは非常に重く、バランスを取ることが難しいと言われています。

労働安全を監督する労基署で起こった災害ということもあり、大きな問題となりました。

アパートの解体工事現場での死亡事故

2016年12月9日午前10時20分頃、北海道室蘭市白鳥台の4階建てアパートの屋上から作業員が転落し、およそ12m下の地上に転落、全身を強く打って命を落としました。

解体した屋根の一部をショベルカーで地上に下ろす作業中だったとのことで、何らかの原因でその作業員がショベルカーのアームに巻き込まれたものと考えられています。

ビルの解体工事現場での死亡事故

2014年8月21日、東京都中央区日本橋にあるビルの解体工事現場で、防塵用の鉄製パネルが歩道側に倒れ、通りかかった男性が下敷きとなり命を落としました。

この災害では作業員が作業の手順を誤り、パネルの支柱を全て外してしまっていたことが原因とされています。

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巻き込まれるのは現場にいる人たちだけではない!

ほんの一例ではありますが、これらの災害から分かることは、巻き込まれるのは現場にいる作業員だけではなく現場の前を通る一般人、現場に隣接する住宅に住んでいる一般人である可能性もあるということです。

あるいは現場と同じ敷地内に勤めていたり住んでいる一般人かも知れません。

災害が「いつ」起こるか分からない訳ですし、私たちが「いつ」そこを通るかも分かりません(そこが工事現場であるということは視認できますが)。

毎年のように災害が起きているにも関わらず、起きてしまっているのです。

世の中に絶対はありませんので、現場を通る時、もし「まさか事故には遭わないだろう」「通り過ぎる数秒くらい大丈夫だろう」という思いがあるとしたら、それを改める必要があるのかも知れません。

もちろん、解体業者だって事故防止に取り組んでいます!

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「解体業者は何もしていないんじゃないか」「同じような災害が何で起こるんだ?」と思う方もいるかも知れません。

ですが、事故や災害が起こってしまう背景は様々です。

突風、雨、気温の変化といった自然によるものから、単に注意不足や安全意識の低下などもあります。

また多数の人間が同時に動いている現場では、予測しない第三者の動きが絡んでくることがあります。

その全てを予測することは不可能なため、今回ご紹介した災害事例の「原因」を探ることは、その場にいなかった第三者が容易に判断できることではありません。

ですが、事故や災害の事例が増えるに連れ、それらは建築業界に周知されて行きますので、解体業者もどんどん安全対策を強化しているのです。

例えば「KY活動」。

これは「危険予知活動」の略で、作業開始前のミーティングなどで「今日の作業はどのような危険が予測されるか」「それに対してどのような意識を持って作業を行うか」などを確認したり指摘し合うためのものです。

現場監督や他の業者がいる前で明示することでより安全意識を高めています。

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解体工事現場での災害を減らすために

運転免許の更新時などに「~だろう運転」よりも「~かも知れない運転」を心がけるように、と言われた経験がある方も多いことと思います。

全ての物事に対して「~かも知れない」と考えていては日常生活に支障をきたしてしまいますが、こと解体工事現場などの建築現場においては、ほんの少し「もしかしたら」という意識を持っていただくことで、災害を減らせるかも知れません。

例えば「現場を通る時に頭上に注意する」「防護壁などから少しだけ離れて歩く」といったことで構いません。

私たち解体業者は日々、安全への取り組みを強化しています。

これからもその取り組みは続いて行きますが、ぜひ皆様にもほんの少しだけご協力いただき、解体工事現場での災害を一つでも減らして行けたらと願っております。

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ABOUTこの記事をかいた人

市川雅樹

35年で過去5,000棟の解体工事を手がけた解体専門店・市川工業の責任者であり、解体協会の理事も務めています。 建物解体工事を中心に産業廃棄物のリサイクル業務を中心に、毎年、年間300件以上の解体工事でお客様とふれあう中で「より良いサービスを提供する解体企業になる」をモットーに、業界のイメージと解体工事の品質向上に力を注いでいます。 現在は新潟県解体工事業協会の理事を務め、解体業界全体の品位向上に力を注いでいます。 資格:一級土木施工管理技士、リサイクル施設技術管理者、解体工事施工技士