マイホームを買う計画を立てているとき、新築と中古のどちらがいいのか、迷ってしまいますよね。
新築と中古では、家の状態、価格、周囲の環境など、意外と多くの違いがあります。
そこで、中古住宅を買ってよかった理由をいくつかピックアップしてみましたので、迷っている人は参考にしてみてくださいね。
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好立地の中古住宅を買える
売り出されている中古住宅は、新築住宅とくらべると、駅の近くなど立地のいいところにある確率が高いことが特徴です。
新築住宅は郊外に建てられることが多い
新築住宅は、注文住宅でない限り、ある程度の広さがある敷地にまとめて建てる、建売りが中心となります。そのため新築住宅は、駅から離れた場所や郊外に建てられる傾向があり、立地としてよいとは言えないことが多々あります。
それに対して中古住宅は、駅前に昔からある家など立地がよいことが多く、相場とくらべると価格も低く設定されます。
通勤で駅を使用する、車を所有していない、利便性を重視したいなど、なんらかのこだわりがある人は、郊外の新築住宅よりも駅前の中古住宅のほうが合っているかもしれません。
将来的に不動産の価値が上がることも
立地のよいところにある中古住宅は、住宅そのものの価値はなくなっても、土地の価値はほとんど変わりません。
土地開発がすすみ、さらに便利な場所になったら、土地の価値が上昇する可能性を秘めています。そのため、家そのものに大きなこだわりがなく、土地の価値に注目して購入したい人は、中古住宅に的を絞ることも一案です。
中古住宅は購入費用を抑えられる
新築住宅とくらべると中古住宅は売り出し価格が安い傾向があり、築年数によっては建物の価値はほとんどなくなっていることもあります。
中古住宅購入は土地代で済む場合も
住宅の価値は、新築として建てたあと、年を追うごとに下がっていきます。一概には言えませんが、多くの場合、築30年を境に価値が一気に少なくなります。
そのため、築年数によっては、住宅の価値はほとんどゼロとなり、購入代金は実質土地代だけになることも。周囲の新しい家とくらべて圧倒的に安い価格で購入できてよかった!というケースも少なくありません。
将来的に中古住宅を建て替えるのも有
住宅の状態がそれほど気にならないのであれば、ほとんど土地代だけになった中古住宅を、将来建て替えすることを前提に購入するのもいいでしょう。
しばらくのあいだは古い家に住みながら新しい家の構想を練り、数年後に新築に建て替えると、心機一転新しい生活をはじめられます。
最初に中古住宅を買うときに費用を抑えておけば、そのぶんを新築の建て替えのときに充当することも可能です。
その場合、隣の住宅との距離、土地の性質、隣接する道路の広さなど、建て替えができる中古住宅なのか、しっかりチェックすることがポイントです。
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気軽に暮らせるのも中古住宅ならでは
中古住宅の場合、もともとある程度の傷みがあるので、部屋の扱いに神経質にならないで済むこと、そして、余裕があるつくりのため近所との距離感が保てることもよい点です。
部屋に細かく気遣わなくていい
新築の家を購入すると、最初のうちはちょっとしたキズや汚れがつくことを恐れ、気を使いながら生活することになるでしょう。
それに対して中古住宅の場合は、きれいにリフォームされていたとしても、あちらこちらに傷みがあるもの。
そのため、ドアの開け閉め、椅子の引きずり、窓の汚れなど、些細なことが気になって神経をとがらせることがありません。
小さい子どもや介護が必要な家族がいる、あるいは、あれこれ気にせずに住みたいという人は、中古住宅のほうが気軽で住みやすいと感じるかもしれませんね。
隣の住宅との距離が離れている
中古住宅は、家の間取りにゆとりがあり、一定の広さがある庭がついていることが大部分です。
そのため、部屋を広々と使えるのみならず、洗濯物を干したり、ガーデニングを楽しんだり、有効活用の幅が広がることが中古住宅のメリット。
また、隣の住宅との距離も確保できるため、生活音などのトラブルが発生しにくいことも中古住宅のよい点です。
費用の余裕がある場合、庭に物置を設置したり、ウッドデッキを取り付けたりするのもいいかもしれませんね。
ペットを飼うときも中古住宅がおすすめ
マンションやアパートから一戸建て住宅に引っ越すのを機にイヌやネコなどペットを飼いたいと思う人も多いでしょう。そんな人にとっても中古住宅は購入してよかったと思えるようです。
ペットの行動に神経をとがらせる必要なし
イヌやネコは、どれだけしっかりしつけられているとしても、フローリングを傷つけたり、壁紙を破ってしまったりするものです。
室内飼いをする場合、部屋のなかにトイレや餌場を設置するため、匂いや汚れがついてしまうこともあるでしょう。
とくに仔猫や子犬を飼うことになったら、ある程度、家が傷んでしまうことを覚悟しなければなりません。とはいえ、イヌやネコに新築住宅での立ち振る舞いを教えることは難しいため、中古住宅でのびのび生活させるほうがいいという声も少なくありません。
近所の住民もペットにおおらかな確率大
ペットを飼う場合、動物に対する感覚は人それぞれ異なるため、家の近所の住民との関係も重要となります。新築の建売り住宅の場合、新しく引っ越してきた住民が大部分で、それぞれの家も新品です。
そのため、お散歩中のトイレや、動物の匂いに敏感に反応する人もなかにはいます。しかしながら、中古住宅があるエリアに住んでいる人は昔からの住民であることが多く、庭で犬を飼っている、地域猫の世話をしている人も珍しくありません。
野良猫の庭の出入りを許しているなど、比較的ペットに対しておおらかである確率が高いことが特徴です。
中古住宅ならリフォームもしやすい
自分のこだわりの家のイメージがある人は、理想の新築住宅を探すよりも、購入後にフルリフォームすることを前提に、安い価格で中古住宅を買ったのがよかったという声も聞かれます。
キッチンや浴室を自分好みにチェンジ
新築であろうと中古であろうと、キッチンや浴室に自分なりのこだわりがある人もいると思います。新築住宅を購入して、それらの設備を取り換えるとなると、費用面で躊躇してしまうこともあるでしょう。
それが最初から中古で購入していれば、自分好みのキッチンシステムや浴槽を取り入れることが十分に可能です。
住宅の購入費用を、自分のこだわりポイントに投入できたため、新築ではなく中古を買ってよかったという声が聞かれます。
ライフスタイルに合った住まいをつくれる
最近は、中古住宅のなかでも、築年数がかなり経っている住宅をあえて選び、自分のライフスタイルに合わせてリノベーションするケースも多々あります。
部屋を分ける壁をすべて取り払う、子育てを想定した間取りにする、デザイン性あふれるユニークな家にするなど、中古住宅のリノベーションの可能性は無限大。
最近は、自らDIYを通じて家を改造する人が増えているなど、こだわりのライフスタイルがあるにとっては夢が広がるのが中古住宅のメリットです。
まとめ
中古住宅を購入してよかったという点は、費用や立地に加えて、暮らしやすさや自由度の高さなど、多岐にわたります。
とはいえ、中古住宅なら何でも大丈夫というわけではありませんので、自分にとって重視したい点や譲れない点は、あらかじめ確定させておくようにしましょう。
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