現代が抱える闇…遺品整理と孤独死の関連性について

 

はじめに

今、「孤独死」が問題になっています。

遺品整理をする業者などは特に孤独死の現場に直面することが増えていると言われており、超高齢化社会を迎える日本では今後も増加していくことが懸念されています。

そこには現代が抱える深い闇が潜んでいました。

 

  

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孤独死とは?

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「孤独死」に対する明確な定義というものはありませんが、一般的な解釈としては「誰にも看取られることなく、自室などで孤独のまま死亡すること」です。

死後しばらく発見されないケースが多く「連絡が取れずに訪ねてきた家族や知人」「新聞受けに溜まった新聞を見た配達員が警察に連絡」「異臭に気づいた隣人が大家に連絡」といった形で発見されることも少なくありません。

 

東京では孤独死が3,000人を超えている!?

「東京都監察医務院」のデータでは、2015年に孤独死した65歳以上の人は「東京23区内」だけでも3,116人にのぼったとされています。

そのうち男性が1,973人、女性が1,143人と、男性の方が多いことが分かります。

 

若者の孤独死も!?

孤独死というと「独り身の高齢者」というイメージがありますが、同じく東京都監察医務院のデータでは2015年に孤独死した20代~30代の人は「東京23区内」だけでも238人とされています。

およそ8割が男性、2割が女性ということで、やはり男性の方が多いことが分かります。

 

このように、年代を問わず孤独死が増えてきているのです。

今後、遠くない将来、超高齢化社会を迎える日本にとって孤独死への対策は急務と言えそうです。

 

  

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孤独死を招きやすい人の特徴

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先ほどのデータのように、孤独死は高齢者ばかりでなく若者含まれています。

孤独死を招きやすい人にはどのような特徴があるのでしょうか?

 

中高年の独り暮らしの男性

離婚・死別・別居などの理由で一人暮らしを始めた中高年男性などは家事や炊事が苦手で生活の質が著しく悪化、栄養失調など健康を損ねてしまうことで孤独死に繋がっているケースがあるようです。

退職などによって日々の目標や希望を失ってしまい、徐々に生活が不規則になって行くことで衛生状態や健康状態が乱れて行くというパターンもあります。

 

孤立しやすい人

老若男女問わずコミュニケーションが苦手な人、引きこもりがちな人、近所づきあいがない人、助けて欲しい時に頼れる友人がいない人、家族と疎遠になっている人、退職や失職をきっかけに外の社会と接する機会が激減する人なども、その様な傾向にあると言われています。

 

持病がある・生活が苦しい人

景気回復などと言われていてもまだまだ生活に困っている人の方がはるかに多い時代です。

働いても楽にならず、預貯金も底をつき、生活保護に頼ってはいるが十分なゆとりを持てず、社会から孤立しているような感覚に陥り、精神的に参ってしまうケースや、糖尿病などの成人病を患っていて社会復帰できずに外部との接点が徐々になくなり、合併症などで亡くなってしまうケースもあります。

独り暮らしで認知症を発症した高齢者は「孤独死予備軍」とも言われています。

 

  

孤独死の現場における「身内でもできる遺品整理」

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できれば直面したくありませんが、万が一、身内が孤独死してしまった場合、残された遺族は様々な手続きや片付けなどに追われることになります。

ショックで気持ちの整理がつかない間でも行わなければなりません。

 

《身内でもできる遺品整理》

■貴重品

タンスや机の引き出しなどに良くあると言われていますので、まずは現金・通帳・貴金属その他の貴重品を探します。

 

■レンタル品がないか確認をする

未返却のものがある場合は事情を伝えて返却しに行きましょう。

未返却であることを知っていながら放置してしまうと、後になって多額の延滞金を請求されてしまう可能性があります。

 

■思い出の品

故人に対する思い出の品を探しておきましょう。

 

■電化製品など

リサイクルが可能な電化製品や衣類などはリサイクルショップや買取り業者に依頼しましょう。

 

■その他の遺品

ゴミとなるものは、その地域のルールに従って分別・廃棄します。

 

■粗大ゴミ

ベッドやタンスなどを粗大ゴミとして出す場合は、その地域のルールに従って出すことになります。

事前の予約が必要なケースが多いので市町村に問い合わせてみましょう。

 

■清掃

賃貸住宅の場合は特に、清掃をしておくことで管理会社や大家からの印象も大きく変わります。

簡単でもある程度綺麗にしておくことをお勧めします。

 

以上のことが、身内でもできる遺品整理になります。

郵便物なども確認し、何らかの通知等が届いていないか、連絡が必要な書面が届いていないかといったことも併せて確認をしましょう。

 

 

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 孤独死の現場における「業者による遺品整理」

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特に自営業の方などはどうしても仕事を空けられなかったり、遠方にいて遺品整理に行くことができない、という方もいることと思います。

その場合は仕方なく遺品整理業者に依頼することになるのですが、どのようなことをしてくれるのか、ある程度把握しておくと良いでしょう。

 

《業者による遺品整理》

■一次整理

まずは貴重品、未返却のレンタル品、思い出の品などを探し出して取り置きます。

 

■リサイクル品の買い取りや引き取り

リサイクルが可能な電化製品などはリサイクル店舗への搬送あるいは引き取り(無料・有料のケースがあります)などを行います。

 

■個人情報の処理

パソコンなどは適切に個人情報を処理した後、リサイクル店へ、雑誌やその他の紙類は処理工場へ搬送します。

 

■二次整理

残った遺品を不用品と資源、粗大ゴミに分別し、それぞれの処理方法で処分します。

 

■清掃

作業中に発生したゴミやホコリなどを簡単に清掃します。

 

業者によっては多少の違いがあるかも知れませんが、だいたいこのような作業を行います。

なお、もし立ち会えない場合は随時電話連絡をしながら行ってくれる業者も多いようです。

身内で引き取りたいものがあれば伝えておくことで取り置きしてもらえます。

 

料金の目安

遺品の量、間取り、死後の経過日数などによって金額が大きく異なりますが、ワンルームで50,000円~4LDK5DK900,000といったところが目安となります。

 

 

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 遺品整理の前に行われる「特殊清掃」って?

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死後の経過日数が多ければ多いほど、腐敗が進んでいますので、腐敗した体液や付着物、ゴミなどが放置されている状態になります。

そのため遺品整理の前には「特殊清掃」が行われます。

 

■腐敗した体液等が付着した物を撤去

腐敗した体液や汚物が付着した物(畳、カーペト、ベッドのシーツなど)を梱包して撤去します。

 

■腐敗した体液の除去

フローリングや敷居などに付着している腐敗した体液は工具を使って除去します。

 

■消臭消毒

腐敗した体液や汚物が付着していた箇所の消臭消毒を行います。

 

■遺品整理

先ほどの項目でご紹介した遺品整理を行います。

 

■部屋全体の清掃

ハエなどによって腐敗した体液や汚物が部屋の至るところに拡散していますので、部屋全体を隅々まで清掃します。

 

■再度の消臭消毒

臭いは部屋全体に移っていますので、現場以外のキッチン、トイレ、風呂、床、天井なども消臭消毒を行います。

 

■最終確認

完全に消臭されたかどうかを確認します。

 

料金の目安

現場の状況によって大きく異なりますが、腐敗した体液や汚物の撤去で20,000円~400,000円、害虫の駆除で15,000円~80,000円、消臭や消毒で30,000円~150,000円あたりが目安となります。

なお、腐敗した体液や汚物の染み込み具合やその範囲などによって大家や管理会社がリフォームが必要であると判断した場合、別途リフォーム代が発生します。

 

  

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まだまだ増え続ける「孤独死」

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超高齢化社会を迎えるにあたり、今後もどんどん増え続けると言われている孤独死ですが、若者の増加も見逃せません。

その背景には契約社員、派遣社員、フリーターなど「非正規雇用」が大幅に増加したことが一因に挙げられています。

 非正規雇用によって雇用や収入が不安定で病院に行けないこと、数日無断欠勤をしたところで家の様子を見にきてもらえなかったり、職場での立場が弱いものとなりますので体調不良であっても気にかけてもらえなかったりするケースも多いようです。

 また、友人関係が希薄になってきたこと、コミュニケーション能力が低下して他人に助けを求められない若者が少なくないこと、一人っ子が多く一人でいることが楽だと感じる若者が増えたことなども孤独死の一因となり得るとされています。

 

現代の日本が抱える深い闇が孤独死に繋がっていると言えそうです。

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さいごに

高齢化社会そして、核家族化となり「独居老人」が増えている事は紛れもない事実です。

こういった現象は現代の日本では仕方がない事だとしても最後が「孤独」というのは寂しいものであり、避けたい現実だと思います。

家族、親戚はもちろんの事、その住んでいる地域や趣味などのコミュニティーを大事にして行くことが「孤独死」を防ぐ方法なのではないでしょうか?

やはり最後は「みんなに囲まれて」が一番幸せなのではないでしょうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

市川雅樹

35年で過去5,000棟の解体工事を手がけた解体専門店・市川工業の責任者であり、解体協会の理事も務めています。 建物解体工事を中心に産業廃棄物のリサイクル業務を中心に、毎年、年間300件以上の解体工事でお客様とふれあう中で「より良いサービスを提供する解体企業になる」をモットーに、業界のイメージと解体工事の品質向上に力を注いでいます。 現在は新潟県解体工事業協会の理事を務め、解体業界全体の品位向上に力を注いでいます。 資格:一級土木施工管理技士、リサイクル施設技術管理者、解体工事施工技士