管理できないお墓。この先どうすればいいのか?

放ってはおけないお墓だけど…

皆さんは親や先祖代々のお墓参りをしていますか?

「遠方に住んでいる」「病気や怪我などをしている」などの理由でなかなか思うようにお墓参りに行けないという方は少なくないようです。

また「自分は問題なく行けるが、自分が他界した後のことが心配」という方も多数います。

そんな時にふと思い浮かぶのが「墓じまい」や「改葬」という言葉ですが「自分の代でお墓を終わらせてしまって良いのだろうか…」と悩む方も。

もし今、墓じまいや改葬を考えているとしたら、まず最初に「ご先祖様に思いを馳せる」ことから始めてみてはいかがでしょうか?

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墓じまいや改葬のパターン

お墓を完全に撤去してしまい、遺骨は粉砕して海や山などに撒くという「散骨」。

あるいは菩提寺に永代供養墓があれば他の遺骨とともに合葬してもらう「永代供養」。

これらは「墓じまい=墓終い」と呼ばれ、お墓を解体・撤去して永代使用権をお寺や墓地の管理者に返還することを指します。

以後、維持費や管理などの心配をする必要がなくなりますので、精神的には楽になるように思われます。

しかし、散骨においては遺骨そのものが無くなってしまいますので、唯一残されていた親やご先祖様の体の一部が、この世から完全に消えてしまうことを意味します。

一方で、「改葬」と呼ばれる方法もあります。

改葬をするにも墓じまいは必要になりますので、正確には墓じまいの一種とも言えますが、特にお墓が遠方にあってお墓参りに行けそうもない方や、病気や怪我などをしていて墓参りが容易でない方などは、自分の家の近くに遺骨を移動させて墓参りに行きやすくする改葬を選ぶ方も多いようです。

近所に納骨堂や自治体が運営している公営墓地があれば、改葬をして遺骨を移設することも検討してみる余地はあるでしょう(永代供養も一種の改葬になります)。

また、もう一つの方法として「手元供養」もしばしば取り上げられます。

手元供養は「墓じまい=墓終い」をした後に散骨したり永代供養墓に納めたりせず、自宅などに置いて自分で供養を続けて行くという方法です。最も費用がかからず、また遺骨を最も身近に置いておくことができますので安心感が得られるという大きなメリットがあります。

しかし、手元供養の場合、もし自分が病気などで長期入院をしてしまったり他界してしまったら、その後どうなってしまうのか?という不安な面も拭えません。

どのような方法を選択するかはその人次第ですが、いかなる方法も以下のような心配事がついて回ります。

散骨

遺骨の管理や維持費は不要だが、お骨自体がこの世から無くなってしまう

永代供養墓

初期費用は必要になるが、以後、管理や維持費は不要。

お参りもできるが他の遺骨との合葬となってしまう。

納骨堂や公営墓地

これまで通り管理費・維持費は発生するが、近場にある場合お墓参りに行きやすくなる。

手元供養

維持費や管理費がかからず、身近に遺骨を置いておくことができるが、管理できなくなった時の問題が発生するこのようにいずれも一長一短があります。

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まずはご先祖様に思いを・・・

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「墓じまい=墓終い」を選択する方は現在一人暮らしで身寄りもないケース、経済的に今後管理費や維持費を支払って行くことが困難なケースなどが多いようです。

逆に「改葬」を選択する方は維持費などの経済事情は問題なく、また子供や孫にも墓参りがしやすい環境にしたいという考えの方が多いようです。

大切なことですのでじっくりと検討することが望まれますが、その前にぜひ一度、行って欲しいことがあります。

それが「ご先祖様に思いを馳せる」ことです。

「ご先祖様に思いを馳せる」ということ墓じまいや改葬を考える前に、まずは一度ゆっくり、両親や祖父母・曽祖父母と
の思い出を思い返してみたり、自分のご先祖様はどんな方だったのかを調べてみたりするなど、先祖代々受け継がれてきた自分の家の象徴とも言うべきお墓に思いを馳せてみましょう。

その結果「やっぱりお墓を守っていこう!」と決心するかも知れませんし、逆に「よし!気持ちの整理がついたから墓じまいをしよう!」と踏ん切りがつくかも知れません。

どのような答えを導き出すかは人それぞれで、どれが正解か不正解かということもありませんが、特に墓じまいを検討している場合は「心の整理」がとても重要になります。

先祖代々受け継がれてきたお墓を本当に自分の代で終わりにしてしまっても良いのだろうか?

散骨してしまった後に後悔することはないだろうか?

など、大きな決断となりますのでじっくりと考える必要性があるのではないでしょうか。

また、こうして思いを巡らせることによってもう一つ、大切なことに気づけるかも知れないのです。

「先祖代々受け継がれてきたこの大切なお墓は、自分の子供や孫の世代にも残していこう」

「お墓はなくても良い。供養の形はこだわらず、自分の子供や孫の世代に継承していこう」

「自分の供養も含めて一切不要にし、子供や孫の世代には負担をかけないようにしよう」

など「自分はこの一家の一員である」という責任ある立場から「自分がこの世を去った後に子供や孫が同じようなことで悩んだり迷ったりすることのないように」という視点で、先祖代々受け継がれてきたお墓をどうすべきか考えさせられることになるかも知れません。

このように、ご先祖様に思いを馳せることは気持ちの整理をつけてくれると同時に、後世に対する私たちの責任にも気づかせてくれるのです。

【こちらの記事もご覧ください】

  1. 「墓じまい」の進め方 実録、お墓の処分
  2. 墓じまいの費用はいくらかかる?徹底解説します!
  3. 遠方にあるお墓の墓じまいはどうすれば良いの?

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親族への説明

ご先祖様に思いを馳せ、後世に対する責任も自覚し、ついに墓じまいを決めたという場合は、実際に墓じまいの準備に入る訳ですが、墓じまいをするにあたって必要な手続きこそそう多くないものの、長い時間を必要とする可能性があります
ので、できるだけ早めに取り掛かりたいものです。

なぜ長い時間を必要とする可能性があるのか?と言いますと、まずご先祖様や故人、お墓に対する「人々の心」や「価値観」が絡んできます。

親族の中には「お墓を撤去するなんてとんでもない!」「今の状態でも良いから守って行きなさい!」という価値観を示す方もいるでしょう。

墓じまいをするに当たって親族全員に伝える必要や親族の同意を得なければならないという決まりはありませんが、後々のトラブルの種にもなりかねませんので、「病気でどうしてもお墓参りに行けない」など墓じまいをする正当な理由を丁寧に伝えて理解・納得してもらうことが大切です。

特にここに時間がかかってしまうケースが少なくないようです。

寺院への説明

また、寺院からすれば墓じまいは「檀家を失う」ことになります。

言ってしまえば檀家は寺院にとって大きな収入源の一つですので、檀家が減るということは収入源が一つ減ることに繋がります。

寺院が改葬許可申請書の記入を拒むことはできませんが、中には離檀料として100 万円を請求されたなどという話も耳にします。

これまで供養・清掃・管理をしてくれたお礼としてある程度のお布施を渡すのは人としての礼儀とも言えますが、月々の維持費・管理費を支払っているとしたらその10 倍程度を渡すのが相場と言われています。

しかし明確な基準はありませんので、もし離檀料や改葬許可申請書などでトラブルになった場合は、司法書士や行政書士などの専門家に相談をすることをお勧めします。

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墓じまいの流れ

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  • まずは親族間で話をまとめると同時に寺院に墓じまいを検討している旨を伝える
  • 現在のお墓がある住所を管轄している自治体から「改葬許可申請書」をもらう・遺骨の受け入れ先を決め「受入証明書(使用許可証)」を受け取る・現在のお墓の管理者から「埋葬証明書(納骨証明証)」を受け取る
  • 現在のお墓がある住所を管轄している自治体から「改葬許可証」を受け取る
  • 遺骨を取り出す
  • お墓を撤去する(仏具屋・石材店などに依頼する、あるいは寺院に相談をしてみる)
  • 遺骨の移設先に「改葬許可証」を提出して遺骨を埋葬する

このような流れになります。

必要になる書類については自治体ごとに異なる可能性もありますので、念のため確認をするようにしてください。

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今後、お墓はどうなる?

墓じまいは今後、急速に増加してくるものと言われています。

いずれの方法を選ぶかはその人次第ですが、ぜひご先祖様に思いを馳せ、感謝の気持ちを持ちつつ、後世のために私たちがなすべき責任なども踏まえてじっくりと検討をするようにしましょう。

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市川雅樹

35年で過去5,000棟の解体工事を手がけた解体専門店・市川工業の責任者であり、解体協会の理事も務めています。 建物解体工事を中心に産業廃棄物のリサイクル業務を中心に、毎年、年間300件以上の解体工事でお客様とふれあう中で「より良いサービスを提供する解体企業になる」をモットーに、業界のイメージと解体工事の品質向上に力を注いでいます。 現在は新潟県解体工事業協会の理事を務め、解体業界全体の品位向上に力を注いでいます。 資格:一級土木施工管理技士、リサイクル施設技術管理者、解体工事施工技士