駐車場にカーポートは便利です
せっかく新車を購入したのであれば、できるだけ長く・綺麗に乗り続けたいものですよね。
そんな時に便利なのが、今人気の「カーポート」です。
今回はカーポートを賢く購入するために知っておきたい基礎知識や、工事費用の相場などについて解説をしていきたいと思いますのでお付き合い下さい。
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カーポートは大切な車を守ってくれる!
車はそのまま駐車しておくと雨や風、日光にさらされ、徐々にダメージを被ります。
また、強風などによる飛来物で大きなダメージを受けてしまうリスクも抱えています。カーポートを設置することで、これらの被害にあうリスクを減らすことができます。
雨から守る
洗車したばかりで雨が降ってしまうとショックも大きいですよね。
カーポートがあれば雨から守ってくれますので雨だれやポツポツとした汚れなどがつくこともありませんし、雹などによる凹みからも守ってくれます。
紫外線から守る
紫外線は人間の肌のように車にもダメージを与えてしまいます。
ボディの色褪せ、ワイパーゴムやドアパッキンの劣化などから車を守るにはカーポートが最適です。
車内を高温から守る
直射日光が当たった車内はとても高温となり、内装の色褪せや劣化を早める原因にもなってしまいます。
カーポートがあれば車内温度の上昇を軽減することができます。
凍結から守る
朝、急いでいるのにフロントガラスに霜が降りていたり、車に雪が積もっているとそれらの除去に手間取ってしまいます。
カーポートは霜や雪からも車を守ってくれます。
このようなメリットがあり、カーポートは駐車場工事の中でも人気となっています。
カーポートを賢く購入するために知っておきたい基礎知識!
カーポートの購入を検討しているなら、できるだけ賢く購入したいですよね。
そのためにも知っておいた方が良い基礎的な知識をご紹介します。
ガレージとの違い
一般に、壁、柱梁、天井などで構成されているものをガレージ(車庫)と呼んでいます。
出入り口にシャッターが付いているケースが多いのですが、門や扉が設置されているものもあります。
カーポートはそれよりも簡易的な駐車場で、壁がなく屋根と柱のみで構成されているタイプになります。
カーポートの種類
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片側支持タイプ
柱が左右どちらか片側にしかないタイプです。
柱による幅の制限がありませんので広めにスペースを取ることができるほか、駐車する際にも横幅を気にしすぎる必要がありません。
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両側支持タイプ
両側に柱があるタイプです。
片側よりも安定感があり、また天井も片側タイプと比較してより重量に耐えられる構造になっていますので、風が強い地域、雪が多い地域などでは良く見かけられます。
カーポートの屋根の種類
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塩化ビニール
最も安価に取り付けることができるのが、塩化ビニール等で作られた波型の天井です。
ただし強度や耐久性、防熱性や遮光性などは他の素材よりも劣りますので、しっかりと車を守りたい場合は別の素材を選んだ方が良いでしょう。
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ポリカーボネート
カーポートの屋根の中でも特に多いのがこのポリカーボネートです。
ガラスの200倍~250倍もの強度があると言われており、防火性能や紫外線をカットする性能を兼ね備えたものもあります。
スモークブラウン、アースブルー、トーメイマットなど様々なカラーバリエーションがあります。
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スチール板、アルミ板
特に豪雪地帯などで良く見かける屋根がこの金属製のものです。頑丈なスチール板や、錆びにくくて軽いアルミ板などが人気です。
このようにカーポートには様々な種類があります。
住んでいる地域の気候や車の種類、大きさなどによって最適なタイプを選びましょう。
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カーポートの設置で注意すること
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周辺との距離感
頑丈なカーポートでも、地震による強い揺れや台風などによって揺れることがあります。
その際に屋外設備を破損させてしまったり、外壁や窓を破損させてしまうリスクが考えられます。
隣接物とはある程度の距離を置くようにしましょう。
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車のサイズに見合ったタイプを選ぶ
当然ですが、車が十分に収まる大きさでなければ車の屋根の一部が守られなかったり、フロントやリアが守られなかったりということが考えられます。
購入し直したり改築するにも費用がかかってしまいますので、余裕を持って収まるタイプのものを購入しましょう。
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車の買い替えの可能性も踏まえて置く
一般的なカーポートの耐用年数はおよそ20年と言われています(住んでいる地域の気候などによって異なります)。
その間に家族が増えて車を買い替える、古くなったので新車を購入するといった可能性もゼロではありませんので、将来的にそのような可能性がある場合は広めのカーポートを購入するようにしましょう。
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その他
カーポートの地面にコンクリートを打設する場合、その厚さの分だけ地面が高くなります。
つまり天井までの幅が短くなるということです。
いざカーポートに駐車しようとしたら屋根が低すぎた、といったことが無いように、高さが調節できるカーポートを購入することも検討しましょう。
カーポートを賢く購入するには、これらの基礎知識を踏まえておきましょう。
カーポートの費用相場はどれくらい?
カーポートの費用は高さ、長さ、幅、強度、素材、形状、支持方式などによって異なりピンからキリまで幅広くありますので、一概に相場が出せるものではありませんが、一般的なカーポートは50万円~100万円程度と言われています。
■軽自動車用カーポート
200,000円~300,000円
■小型車用カーポート
250,000円~350,000円
■ミニバン用カーポート
300,000円~400,000円
■ミニバン・ハイルーフ用カーポート
350,000円~450,000円
■中型車用カーポート
300,000円~400,000円
■中型車・ハイルーフ用カーポート
300,000円~400,000円
■大型車用カーポート
450,000円~550,000円
ざっくりとした相場ですが、標準的なカーポートで1台分として考えるとこれくらいが妥当なラインと言えそうです。
そのほかに見ておきたいのが次の費用です。
土間コンクリート打設費用
1平米(㎡)あたりおよそ20,000円(車1台15平米として300,000円)を目安にしましょう。
さらに目地を入れる場合は平米(㎡)あたり2,000円~6,000円が妥当なラインです。
フェンス設置費用
フェンスは材質によって異なりますが、本体価格は1枚あたりおよそ20,000円~80,000円、柱1本あたりおよそ2,000円~6,000円程度が妥当なラインです。
また、既存のカーポートがある場合はそれの撤去費用として20,000円~40,000円程度、工事費用として40,000円程度、地面を掘り起こした場合の残土処理として10,000円程度、カーポートの幅詰めや奥行き切り詰め費用として10,000円~20,000円程度が必要になることがあります。
安く設置するには!?
カーポートはリフォーム会社、エクステリアショップ(外構工事)、ホームセンターなど様々な業者が販売しており、タイプや価格もそれぞれですので迷ってしまうことも多いかも知れません。
また、地域性によっても大きく違ってきます。
特に、降雪地域か否かです。
雪が多く降る地域は、カーポートも耐雪型となりますので費用が高くなります。
まずは手間かも知れませんが、複数の業者から見積もりを取ってみましょう。
その上で・・・
- カーポート本体価格
- 工事費用
- 付帯工事費用
- 設置後の保証の有無や内容
- 割引率
これらを加味して最終的に依頼する業者を選定することで、納得のいくカーポートが建てられるのではないでしょうか。
「カーポート設置は専門業者の相見積りを取ろう」
カーポート工事は、お付き合いのある地元の業者やハウスメーカだけでなく、エクステリア専門の業者に複数の相見積を取ることがオススメです。
理由は
・ハウスメーカによる中間マージンが発生しないので費用が抑えられる
・業者によって得意分野が異なる
・優れた業者、相性の良い業者が見つかる
希望する施工部位(カーポート、駐車場、フェンス等)が長けた業者に依頼できれば最も安く、施工品質も高いです。
外構リフォームの専門店に複数見積もりして、お得な費用、そして相性のよい業者を探すことが大切です。
住宅や町並みとのバランス感も忘れずに!
住宅のデザインとカーポートのデザインがかけ離れていて、どこか違和感を感じる…そんなことになってしまっては残念ですよね。
自宅のデザインや、住宅街であれば町並みとの調和なども考えた上でカーポートを設置することで、よりスタイリッシュな印象に変わってきます。
バランス感も忘れずに計画してみてください!
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