不動産を売るなら、なるべく実績があり、大手の不動産会社が良い。これは、多くの人が考える事。でも、果たして、本当にそう言えるのでしょうか?
ここでは、仕組み、視点の違いによるランキング、不動産会社の着目すべき情報、大手不動産会社で検証してみましょう。そして、大切な土地や家を納得して売買できるようにしましょう。
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情報源
- 仲介件数
- 売上高ランキング
- 顧客満足度
売上高ランキングと顧客満足度というのは必ずしも一致しません。
では、ちなみに売上高ランキングは
- 三井不動産リアルティ
- 住友不動産販売
- 東急リバブル
- 野村不動産グループ
- 三井住友トラスト不動産
顧客満足度ランキングは
マンションですと
- 住友林業
- 野村の仲介+
- 三井住友トラスト
- 大成有楽不動産販売
- 大京穴吹不動産
戸建てですと
- 野村の仲介+
- 近鉄の仲介
- 住友林業ホームサービス
- 三井のリハウス
- 三井住友トラスト
大手仲介会社は、両手仲介といって、売り手、買い手双方から手数料を取り、またその比率も高くなります。
また、不動産会社は、とにかく売買契約を締結させたいので、買い手の値下げ交渉にも応じようとします。売り手にとっては厳しい所です。
ただ、大手は買主を多く抱えているため早く売却が完了する可能性が高いので、急いでいる方には良いかもしれません。
不動産を売却するなら、複数社の比較が必須となるでしょう。
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不動産会社の特色
[三井のリハウス]
CMでも有名な個人向け不動産仲介を事業の中心としている。名実ともにNo.1企業。
社風としては、誠実な真面目な会社。Top企業であるがゆえに、品があり、ぐいぐい煽るようなことはしない。
営業マンも、しっかり知識があり、難しい案件でも、安心して依頼することができる。査定を依頼すると、それほど高い査定額を提示してこない。
最もまともな査定額なので、この価格を基準と考えてよい。
[住友不動産販売]
長年業界2位の企業。絶対的な壁である三井不動産リアルティーをなかなか抜くことができない。社風としては、ガッツリ積極的。
査定を依頼すると、業界では1番高い査定額を提示してくる。契約を取るために一生懸命なのが感じ取られる。
戸建ての売却を予定している人は、住友不動産は得意としている。
[東急リバブル]
こちらは業界3位ですが、時々、住友不動産を抜いて2位に上がることもある。実力が拮抗している。
元気な社員が多く、少しグイグイ来るところもある。査定額は住友不動産の次に高め。
田園調布の開発を行っているため、憧れを持つ一定のファンがいる。
ブランド志向の人たちは、東急に物件を探しに来るので、その付近に土地を持っているのであれば東急リバブルに依頼すると早く高く売れる。
仲介契約を取るために、ここぞというときは勝負に出る。
[野村不動産]
野村の仲介+というブランドで展開している。店舗数が少ないので業界4位だが、店舗数の割には売上高を上げている。
業界の中では、とても評価が高い。店舗数を増やせば、1位の会社も超える実力を持つ会社。
売却サポートという無料サービスがある。
- あんしん設備補修
- ホームステーシング
- ホームクリーンアップ
- ハウスクリーニング
- 荷物一時預かり
大手の不動産会社の中で、ダントツのサービスを受けられる。
[三井住友トラスト]
三井住友信託銀行グループの個人向け仲介業者。
銀行系の不動産では最大。三井と住友両社の特色が入り混じった社風。
マンションも戸建ても顧客満足度が高い。銀行、その中でも信託銀行系は安心でお勧め。
まとめ
いかがでしたか?各不動産会社、特色を持ち、得意分野も持っています。
自分の売りたい物件は、どんな物件なんだろうか?まず、それをしっかり分析しましょう。
そして、少しでも高く売りたいのか、それよりも早く売りたいのか、売るにあたってのサービスを重視したいのか。それぞれの目的に合った不動産会社を選びましょう。
そして、必ず、複数社の比較が必須です。それぞれにメリット、デ メリットがあります。
不動産一括査定を利用するのもいいでしょう。自分の不動産に強い会社が自動的に見つかります。
サイトも色々あります。日本の不動産は、大手に偏っていると言えます。
「すまいvalu」というサイトは、大手、中堅、地域業者とも比較することができます。
大きなお金が動く不動産売買、情報が溢れている今、正しい、自分に合った情報を掴み、無駄や不要な気苦労することなく、スムーズな売買を心がけてください。
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