皆さん、不動産を売るとき、買うときどうしてますか?直接知人や血縁関係にある人とやりとりする以外は不動産会社にお願いしようと考えませんか?
その時に、不動産会社って、いったいどうやって選べばいいんだ?何を基準に選べばいいんだ?って思いませんか?
不動産を売買する事って、一生にそう何回もあることではないので、全くわからない方も見えると思います。
ここでは、テレビのCMで見たことがある、耳にしたことがあるような大手の不動産会社7社をご紹介します。不動産会社を選んでいただく道標になれば幸いです。
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MAJOR7
7社が共同で、豊富な新築マンション販売を提供する新築マンションポータルサイトを2000年4月に開設しました。これを、MAJOR7と言います。
- 住友不動産
- 大京
- 東急不動産
- 東京建物
- 野村不動産
- 三井不動産レジデンシャル
- 三菱地所レジデンス
(アイウエオ順)
この7社が、全供給量の70%以上を占めています。では一つずつ解説していきましょう。
住友不動産
長年、業界2位の企業。不動の地位を築いています。絶対的な壁である三井不動産リアルティーをなかなか抜けないでいます。
会社のイメージとしてはガンガンと攻めてきます。査定を依頼すると、業界トップの高い査定額を提示します。
仲介の契約を取るためにガッツリ勝負をかけてくる感じです。
住友林業ホームサービスでは、マンション部門で、顧客満足度ランキングで1位になっています。
「すみかえサポート」という名称で、買い替えサービスを展開しています。中でも買取保証と繋ぎ融資が魅力的です。
買取保証…一定期間仲介を行い、その期間に売却出来なかったら最終的に住友林業ホームサービスが買い取ります
繋ぎ融資…買い替えにおいて、売却と購入の順番が逆になった時に利用できる融資です。
大京
ライオンズマンションを手掛けているデベロッパーで、マンションを得意としています。
特色として、設備保証、24時間駆けつけサービスがあります。
住宅の売却では、設備のトラブルが最も多く、1番厄介と言われています。そこをカバーしてくれるサービスです。
戸建て、マンションにかかわらず、売却1年間、設備に不具合があった場合、24時間対応で駆けつけてくれます。
さらに、マンションの売却後、1年間、設備に不具合があった場合にその修繕費を保証してくれます。
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東急不動産
東急リバブルとして、長年業界3位を保っています。たまに住友不動産を抜いて2位のポジションに浮上する事もあります。
住友不動産とは実力が拮抗しているため、常に激しい競争が繰り広げられています。
元気な社員が多く、多少ガツガツした感じは否めないところです。査定を依頼すると、住友不動産の次に高いパターンが多いようです。
東急不動産は、田園調布などの開発を行っているため、東急不動産に対して、憧れのようなものを持つ一定のファンが存在しているようです。
東急ファンの人たちは、最初から東急というブランドが好きで、東急リバブルに物件を探しに来 るので、東急リバブルに売却依頼した方が早く売れる場合もあります。
東京建物
Brillia(ブリリア)のブランドマンションが有名な企業です。グループ各社との連携で、個人だけでなく法人にも長けています。
売却する際に「トリプル査定」を提案してくれます。
- 売却の査定
- 賃貸物件として運営する
- リフォームして住み続け
という3つの選択肢の中から、どれがベストの選択かを教えてくれます。ただ、東京23区内の物件に限られているのが残念なところです。
野村不動産
「野村の仲介+」のブランド名でサービス展開しています。
毎年、業界4位ですが、これは店舗数が少ないからです。例えば、東急リバブルより店舗数は半分以下ですが、売上高は東急リバブルの6割近くあります。
業界の中では、非常に評価が高く、実力も充分と言えます。
プラウドサービスを展開しています。これは売却サポートという無料サービスで、大手の不動産の中でも良質なサポートです。
- あんしん設備補修
- ホームステージング
- ホームクリーンアップ
- ハウスクリーニング
- 荷物一時預かり
三井不動産レジデンシャル
三井のリハウスで有名な個人向けの不動産仲介を事業の中心としている、名実ともに、長年不動の1位の企業です。
Top企業であるが故に品格があり、真面目な企業です。ガツガツ煽るような事はしません。営業マンもしっかり知識があり、難しい案件でも安心して依頼する事ができます。
査定を依頼すると、それほど高い査定額を提示してきません。それは、売れない価格で査定して契約だけ取ろうとはしないということです。
最もまともな査定額なので、1番基準となる価格と考えて大丈夫でしょう。
三菱地所レジデンス
東京丸の内の大地主。日本で、1番条件の良いところに土地を持っている不動産会社です。丸の内開発という安定した事業基盤があるのが強みです。
入居後の長期住宅サービス「レジデンスケア」というサービスがあります。
アフターサービスの2年間が終了した後も、住宅設備機器の保証延長サービスや 専有部分の不具合対応サービスがトータル10年間、24時間、365日受けることができる魅力的なサービスがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?大手だから安心とは言いますが、大手も独自のサービスを工夫して、他社との差別化 を図ろうと凌ぎを削っています。
売却の場合は、ご自分の土地をよく知り、その特性に合った不動産会社を選びましょう。
購入の場合も、どんな所で、どんなサービスを受けたいかそれぞれ価格と合わせてよく考えてみてください。
快適な住まいを選ばれることを願っています。
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