家を取り壊して更地にする。整地費用と仕上げ方法の種類を解説

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はじめに

建物を解体した直後の土地には細かいコンクリートガラや木材、ガラス、切り株など様々な不要物が残っています。

それらを撤去して綺麗に仕上げるために整地が行われるのですが、ここでは費用の目安や種類について、一般的なものをご紹介して行きます。

【解体後の整地に関連する記事もご覧ください】

解体した土地の整地費用はどれくらい?

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建物を解体した後、ほとんどのケースで整地を行うことになるのですが、そもそも整地って?更地とはどう違うの?というところから簡単にご説明します。

更地とは…

「建物等が存在していない土地」のことです。

つまり空き地をイメージしてもらえれば分かりやすいと思いますが、雑草や木々が生い茂っていたり不要物等が放置されている状態であっても、建物がない土地であればそれは「更地」ということになります。

一方整地とは…

「建物の建築や耕作などに適するよう平らに均すこと、および均された土地」のことです。

その土地の次の用途に適するように整理された土地のことを言いますので、雑草や木々が生い茂っていたり、不要物等が放置されていない土地はほとんどが「整地」ということになります。

なお、特に次の活用方法が決まっていない場合などは粗整地(荒整地)と言って不要物(ゴミや廃材など)を撤去して重機で均しただけの整地を行うのが基本です。

ちなみに、建物等の解体が完了したにも関わらず、整地されていない土地を「不整地」と言います。

解体した土地を整地する場合、いくらくらいになるのでしょうか?

実はこれにははっきりとした基準がありません。

業者によって料金設定は異なりますし、広さや整地の方法、使用する材料などによって大きく変わってきます。

また、整地直前の土地の状態にもよります。

例えば切り株がある、大きな岩があるといった場合はそれらの処分費用も加算されますし、何もない綺麗な土地であれば単純に均す費用だけで済みます。

そのため明確な基準を設けにくい部分なのです。

ただ相場としてはある程度目安があり、解体工事総費用の3%~5%と言われていますので、例えば解体工事総費用が100万円だとすると3万円~5万円が目安、ということになります。

*相場はあくまで目安ですので、その他の様々な条件によって大きく異なる場合があります。

住宅だけじゃない!山林や駐車場などを整地した場合の費用は?

 

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整地は何も住宅に限ったことではありません。山林を所有している人は売却などに向けて整地することもありますし、駐車場を経営するための整地をすることもあります。

費用に関してはやはり「明確な基準」はありませんが、一般的な例を挙げてみます。

山林の整地費用

山林というからには木が生えていますので伐採や運搬などが必要になります。

また、傾斜がある地形を平らにすることになりますので整地費用は比較的高額になります。

木が生えている面積(伐採面積)を50坪

整地するトータル面積を150坪

と考えると最低でも500万円~600万円は考えておいた方が良いでしょう。

駐車場にするための整地費用

未舗装タイプ、アスファルト舗装タイプ、コンクリート舗装タイプなどによって異なりますが、20坪の土地と仮定すると一般的な費用の目安は次のようになります。

  • 未舗装タイプ:15万円~20万円
  • アスファルト舗装タイプ:30万円~40万円
  • コンクリート舗装タイプ:53万円~65万円

駐車場を作るには、そのほか区画ロープやライン、車庫番号、歩道の縁石の切り下げ工事なども必要になります。

整地した後、どの様な仕上げ方をすべきか?

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整地を終えた後、土地はどのように仕上がっているのが理想か?という部分にも触れていきたいと思います。

整地にはいくつかの種類があり、それぞれ用途によって適性が異なります。

粗整地

解体工事完了後に残っているコンクリートガラ、石、木屑、ガラスなどのゴミを撤去して、進入が可能な場合は重機で転圧します。

「特に整地後の活用方法が決まっていない場合」「土地を売却する予定等がない場合」などはこの粗整地で十分でしょう。

砕石舗装

コンクリートガラ、石、木屑、ガラスなどを粗整地より丁寧に撤去します。

土地のレベル(高さ)を整えたら砕石を撒き、重機やローラーなどで転圧します。

なお砕石には様々な種類があり、素材によって費用が異なります。

真砂土舗装

砕石と同様に粗整地よりも丁寧に清掃・撤去し、レベルを整えた後に真砂土を敷き詰め、重機やローラーなどで転圧します。「土地の売却予定がある」など、見た目を綺麗に仕上げたい場合の最もポピュラーな方法です。

コンクリート舗装・アスファルト舗装

厳密には整地+外構工事という括りになりますが、駐車場にしたい場合はコンクリート舗装やアスファルト舗装をすることになります。

水勾配などもきちんと計測し、砕石舗装(アスファルトで10cm程度、コンクリートで15cm程度)を行った後、型枠やメッシュなどを入れ、コンクリートやアスファルトを流し込みます。

このように、仕上がりは次の活用方法によって様々です。

仕上げ材料の種類と費用の目安

整地の仕上げに使用される材料としてメジャーなものは「真砂土」「砕石」です。

真砂土は仕上がりをより綺麗に見せたい時に、砕石は土地に雑草が生えてくるのを防ぎたい時や、駐車場として活用したい時などに向いています。

真砂土

整地の仕上げのための化粧砂として使われる真砂土の費用の目安は1立方メートルあたり3,000円~4,000円程度です。

砕石

使用する石の大きさや種類などにもよりますが、1立方メートルあたり3,000円~5,000円程度が目安となります。

アスファルト

アスファルトを敷き詰める場合は10cm程度の掘削が必要になります。

費用の目安としては1平方メートルあたり3,500円~5,000円程度となります。

コンクリート

コンクリートはアスファルトよりも厚みが必要なことから、自然と使用する量も多くなります。

1平方メートルあたり4,000円~6,000円程度が目安となります。

地域や使用する量、選ぶ材質などによって変わってきますが、おおよその目安としてはこのようになります。

仕上げ施工例をご紹介

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実際に整地された土地はどのような感じなのでしょうか?

イメージが湧きやすいように、いくつか施工事例をご紹介します。

木造住宅の解体に伴う整地

墓じまいに伴う整地

住宅の解体に伴う砂の敷設

住宅の解体に伴う砕石の敷設

狭小地の解体に伴う整地

庭木の伐採に伴う整地

いかがでしょうか?

このように様々な場面で整地が行われているということが分かります。

整地も含めた解体業者選びが大切!

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今回は整地についての基本的な部分を解説してきました。

「解体工事で発生したガラなどを綺麗にして重機で均すだけ」

のように思ってしまいがちですが、「ここまで仕上げなくてはならない」という明確な基準はありませんので、実は整地は解体業者の腕や質がはっきりと出る部分でもあります。

例えば

  • ガラは手で集め、こぶし大以下の石は取り除かない
  • トンボなどを使って小石も綺麗に取り除く

このどちらも整地です。

また、悪質な業者になってくると整地の際にガラを地中に埋めてしまうケースもあります。

その土地が売却予定の土地で、新たに購入した人が住宅を建てる際にガラが発見され、処分費用等を売主が負担しなければならなくなる可能性もあります。

そもそも、綺麗に整地されていない土地は売れにくいという現実もあります。

そう考えると「たかが整地、されど整地」です。

せっかく解体できたのに整地で嫌な思いをしてしまっては残念ですので、もし整地に関して気になる場合は

・事前にどのような整地を行うのかを確認しておく

あるいは

・次の活用方法が決まっている土地であれば仕上げ方法を希望しておく

ことをお勧めします。

気持ちよく工事を完了するためにも、解体だけでなく整地まできちんと責任を持って行ってくれる信頼できる(実績がある)業者を選びましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

市川雅樹

学校卒業後、㈱ハザマ(現 安藤ハザマ)にて5年間建設現場の施工管理業務を担当。その後、家業である市川工業㈱に入社。 建物解体工事を中心に産業廃棄物のリサイクル業務に携わる。 毎年、年間300件以上の解体工事でお客様とふれあう中で「より良いサービスを提供する解体企業になる」をモットーに、業界のイメージと解体工事の品質向上に力を注いでいる。 現在は新潟県解体工事業協会の理事を務め、解体業界全体の品位向上に力を注いでいる。 資格:一級土木施工管理技士、リサイクル施設技術管理者、解体工事施工技士