安くて良い解体工事を依頼する方法

解体工事は安価で高品質が理想

「安くて良い解体工事を依頼する方法」は実に簡単な事なのです。

こちらの記事をご覧いただき、お客様が抱える不安やお悩みを解決して下さい。

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解体工事は不安がいっぱい

解体工事なんて一生に一度の事。

分からない事だらけ・・・こんな不安はございませんか?

  • 適正な価格が全然分からない
  • なるべく安くするにはどうしたら良いの?
  • もし、何かあった時の保証はあるの?
  • ご近所に迷惑はかからないかしら?
  • 損をしていないかしら?
  • 私たちは何をすれば良いの?
  • いらなゴミはどうすれば良いの?
  • 優しくて親切な業者さんが来てくれるかしら?

ここで一つずつ解決していきましょう。

その前に、解体工事で起こってしまった失敗事例をいくつかご紹介します。

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解体工事で知らずに起きてしまった失敗事例

事例1:解体業者が不法投棄で逮捕

絶対に起きてはならない事ですが、いまだに無くならないのが廃材の不法投棄です。

廃材を適正に処分するにはそれなりのお金がかかりますから、利益確保の為にやるのです。

「それは業者が勝手にやる事なんだから私たちには関係ないでしょ?」

とお思いになるかも知れませんが、実はそうではないのです。

ある事例ですと、不法投棄を行った解体業者はもちろん禁固刑や罰金といった処罰を受けたのは当然なのですが、解体工事を発注した元請け業者、さらには施主さんまでもが何らかの処罰を受けたとの事です。

業者が勝手にやった事だから関係ない!とは言い切れないようです。

業者の勝手な行為で、関係者全員に多大な迷惑がかかってしまいます。

廃材の不法投棄。これは絶対やってはいけない行為です。

事例2:解体工事が終わってから解体費用の高額さを知った

ご両親が亡くなり実家の建物を壊すことになったAさん。

ご本人は遠方に住んでおられ、地元の状況が全く分からない状態でした。

ましてや解体業者など知る由もなかったのです。

どこでも一緒だろうと思ったらしく、実家の整理の時に見つけた電話帳で探した業者1社だけに連絡をして見積りを出してもらいました。

適正な価格はもちろん分かるはずもなく、業者から言われた価格を鵜呑みにしてその業者に依頼してしまいました。

後日、親戚一同が集まる機会がありその話しの中で家の解体工事の話になったそうです。

いろいろ聞いてみたところ、およそ50万円も高く支払ってしまった事に気付いたようです。

そのおじさんは「もっと早く相談してくれれば良かったのに…」と言っておられました。

5万~10万円の差は仕方がないとしても50万円は大きな額ですね。

事例3:解体業者のミスでご近所に大迷惑

「お宅が良い業者だって言ったから信頼していたのに・・・」

これは、住宅を新築する際に起こった失敗事例です。

古い家を壊してから新築工事に入ります。

家の解体工事は、建築会社さんのつながりで依頼されてきた解体業者さんでした。

「建築会社さんの付き合いある業者さんなら安心だろう。金額も大分まけてもらったみたいでありがたい…」

そう思っていたのですが、いざ工事が始まってみると大変だったそうです。

素人目から見ても危なっかしい仕事振り。どう見ても物件にそぐわない重機を使い、無理矢理やっている感じが分かったそうです。

お隣さんも「こりゃ危ないわ」と言っていた矢先…

解体途中の家がバランスを崩して倒壊・・・ガシャーン!!

幸い近くに人がいなったので、大事には至りませんでした。

でもその後が大変でした。

ご近所からは苦情の嵐 「一体あの業者は何をやっているんだ!」

しかも、倒壊したときに電線ケーブルも一緒に切断してしまい復旧まで半日以上。

さらには、工事のお知らせ(近所挨拶)もろくにしていなった様で余計に白い目で見られてしまう始末。

家を壊して終わりというならまだしも、これからそこに新しい家を建てる工事が残っているのですから、なんだか気まずい事になってしまいました。

解体工事の際に起こる数々の失敗事例

なぜこのような事が起こってしまうのでしょうか?

どのようにして防げば良いのでしょうか?

誰でも簡単に出来る方法をこれからご説明しています。

本気で損をしたいくない方だけこの先をお読みください!

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安くて良い解体工事を依頼する3つのポイント

ポイント1 良い解体会社の見分け方

その① 地元の解体業者か確認する

地元だったらどこでも良いのか?

と言うわけではありませんが、地元企業の方が安心して任せられると思います。

もちろん他県・他市の業者さんでも構わないのですが、後々の事を考えるやはり地元企業へ依頼すべきでしょう。

地元企業のメリット

①工事の移動距離が少ないので、余計な経費がかからない。

②もし、何かのトラブルになってもしっかり責任を取ってもらえる。
(地元企業が逃げるわけには行きませんから)

③企業の評判などを考えると、下手な仕事は絶対出来ない。

以上の点から、地元の会社さんをお勧めいたします。

その②  実績や経験は豊富かを確認する

経験に勝る技術の向上は他には無いと思います。

机上の空論で腕が上達する人はいません。

そこで、確認していただきたいのが設立年数と施工実績です。

年数は経っていても解体施工実績が少なければこれも不安材料となってしまいます。

「お宅は年間何棟くらい住宅を解体しているの?」と聞いてみて下さい。

何棟なら良いという基準はありませんが、大体100棟くらいなら技術的も心配ないかと思います。

その③ 本物のお客様の声はもらっているか

お客様の声とは?…

簡単にいいますと、お客様からいただいた感想文の事です。

ウソの感想文では意味がありませんが、本物であれば非常に信頼性があると思います。

基本的に、業者は自分達の良い事だけを言って悪い事は言いません。

したがって、お客様としては判断がしにくいと思います。

その反面、実際のお客様の声があればその業者の「良い部分、悪い部分」が分かり参考材料になります。

ただし、このお客様の声は自然に集まるものではありません。業者が意欲的に集めなければなりません。

いただいたお客様の声は自社の経営改善に非常に役立ちます。

業者選びの参考としても、一度聞いてみるのも良いと思いますよ。

その④  保証はあるか確認する

近所からの苦情、隣接家屋の損傷、公共物の破損などは絶対に起こしてはならない事です。

しかし、もしこのような事態が起ってしまった場合の事も想定しておかなければなりません。

もし、何かあった時どこまで保証してくれるのか?

また、どんな保証があるのか?

工事が終わってから「当社は何も知りません」なんて事にならない様、しっかり確認しておいて下さい。

その⑤  解体業者の対応は良いか?

一番大事な部分かも知れません。

対応する担当者がしっかりと要望や説明が出来ており、なおかつ丁寧に対応してくれるかが見極めのカギとなります。

いくら価格が安くても、イヤ~な感じのする業者には仕事をお願いしたくはないですよね。

見た目の良し悪しではありませんが、やはりしっかりお客様の要望を聞いてくれる人、そして何でも言いやすい人をお選び下さい。

それと大事な点がもう一つ。

業者による近隣対策はどこまでやってくれるかを確認して下さい。

中には、ろくに近所挨拶も行わずに工事に入る業者もいるようです。

挨拶だけで、ご近所とトラブルになるかならないかの違いが出てしまいます。

ポイント2 見積書の賢い見分け方

 

その① 解体価格の内訳を知る

見積書をもらった時、どこを最初に確認するでしょうか?

「当然、合計の工事金額」だと思います。

合計で○○円、これで皆さん判断されていると思います。

もちろん内訳書も付いているのですが、正直内訳書の内容を見ても良く分からない方が多いのではないでしょうか?

○㎡、□t、1式、△台…など、普段見慣れない記号が並んでいるため高いのか?安いのか? 判断がつきませんよね。

ではこれらの数字は、何を根拠にはじき出されるのでしょうか?

大きく分けると ①人件費 ②機械費 ③廃材処分費 ④道具類 ⑤経費 の5つに分類されています。

建物の大きさや廃材の数量、使用する機材、そして会社の儲けを合計した金額をこれらの数量に振り分けて作成しているのです。

内訳書の中身である、単価や書き方などにも決まりは無く、各社様々な形式の見積書が出てきます。

ですからお客様が判断できるのは結局のことろ合計金額となってしまうのですが、ここで気を付けて見ていただきたいポイントをいくつかご紹介したいと思います。

その② 見積書の落とし穴を回避する方法

さあ、業者さんに依頼した見積書が出来てきました。

早速見てみると、A社は100万円でB社は80万円でした。

普通はここで「おっ、B社の方が20万円も安いな!よし、B社にお願いしよう。。」となりがちですがちょっと待って下さい。

ここで良くご確認いただきたいのが、見積書の内容。

つまり条件は満たされているか?を確認していただきたいのです。

ここが、落とし穴に落ちる人と回避する人との違いが生まれてしまいます。

落とし穴の回避 その1

施工範囲または内容は希望通りになっているか?

ここが一番重要なポイントですね!

思っていた事と違う、なんて事も良く聞く話です。

施主さんの方としてはここまで解体してくれるんだろうと思ってお願いしたことが、業者の方としてみたらやらなくて良いと思っていたり…

解体後の整地はここまでやってくるれるはずだと思っていたことが、終わってみたら全然イメージとは違っていたり…

このような事は実際に起こっています。

「壊すだけなんだから、まあ大丈夫だろう」

これが後になっての問題になります。

こうならない為にも見積書の内容をよく確認して、不明な点や分かりづらい所は確実に聞くようにしてください。

良い解体見積書の構成とは?!

ここでは見積書の構成についてご説明したいと思います。

まずは、この2パターンの見積書をご覧下さい。

解体見積り(Aパターン)

名称 規格・寸法 数量 単位 単価 金額 適用
建屋解体工事 母 屋 
解体・撤去工事 30坪 木造住宅2F 1.0 578,500
設備撤去費用 電気・電話・ガス・水道 1.0 50,000 50,000
工事費 628,500
諸経費 重機運搬・手続き等 1.0 80,000
小 計 708,500
▲値引き -8,500
工事費計 700,000
消費税  8.0 56,000
工事費合計 756,000

内訳書

名称 規格・寸法 数量 単位 単価 金額 適用
建屋解体工事 母 屋
建屋解体(内部) 木造2F 人力作業 30.0 2,700 81,000
建屋解体(外部) 木造2F 機械作業 30.0 3,900 117,000
基礎撤去 基礎・土間コン撤去 5.0 11,500 57,500
小 計 255,500
発生材収集運搬
収集運搬 4t深DT 8.0 10,000 80,000
小 計 80,000
廃材処分費 
処分費 木くず 9.0 12,000 108,000
処分費 廃プラスチック類 0.5 65,000 32,500
処分費 廃石膏ボード 1.0 40,000 40,000
処分費 ガラス陶磁器類 1.5 29,000 43,500
処分費 鉄くず類 1.0 -5,000 -5,000
処分費 コンクリート殻 12.0 2,000 24,000
小 計 243,000
合 計         578,500 

解体見積り(Bパターン)

名称 規格・寸法 数量 単位 単価 金額 適用
建屋解体工事 母 屋 
解体・撤去工事 30坪 木造住宅2F 1.0 580,000
設備撤去費用 電気・電話・ガス・水道 1.0 45,000
工事費 625,000
諸経費 重機運搬・手続き等 1.0 85,000
小 計 710,000
▲値引き -10,000
工事費計 700,000
消費税  8.0 56,000
工事費合計 756,000

この2つの見積書ですが、同じ物件を見積もったものです。

ちょっと小さくて見づらいと思いますが、あなたはどちらが良い見積書だと思いますか?

「見やすいのはBかな? 項目が少ないし、簡単だし…」

確かにそうですね。見やすいのはBかも知れません。

では、質問を変えます。

この2つの見積書を見て、どちらが信頼性があり依頼したいと思いますか?ちなみに価格は両社とも一緒です。

「・・・・・・・・」

いかがでしょうか?

AとBを比べて一番大きな違いは何だかお分かりになりますか?

答えは簡単。

内容が詳細に記載されているかいないかだけです。

価格が一緒だったらどちらでも良いと思われるかも知れませんが、施工内容が詳細に記載されているAタイプの方がやるべき項目が明確になっている点で安心だと思います。

ともかく、見積書が出来たら「解体の範囲はココとココ。残物はここまで処分して、整地は道路の高さで平らにしてくれる工事内容で良いんですよね?」という感じで業者さんへ確認してください。

これが後々のトラブルを防ぐ一番の方法です。

落とし穴の回避その2

「追加料金は発生しますか?」

これは事前に確認して下さい。

あまり多い事ではありませんが、まれに追加料金が発生するケースがあります。

仕方がない場合と、そうでない場合があるので事前に確認していただきたいのです。

例えば解体後の地中に思わぬ物が埋まっていた場合。

思わぬ物・・・基礎杭や昔の構造物などです。

これは施主さんも知らなければ、業者さんも知らない訳ですから撤去するとなれば追加料金等は仕方がないかと思います。

この辺はご相談で決めていただく事になります。

しかし、そうでない場合があります。

例えば、浄化槽の撤去や汲み取り費用。

そして近隣対策としての仮設養生などが考えられます。

また、その業者さんでは処分できない廃材が出た、などというケースも稀にあるようです。

しかし、これらは当初から分かっている事です。

見積書に計上しない事自体おかしい事ですし、施主さんに確認しないというのもおかしな話です。

ですから、追加料金の有無、これは事前に確認しておいて下さい。

「初めから見積書に入っていなかったですよ」

なんて言われてしまえばそれまでですから。

ただし、お客様のご要望で何かを追加した場合は別途追加料金となりますけど、その辺りも良く打合せして下さい。

例えば、解体後の土地に砂利を敷いたり、立入防止策として杭を打ったり、などが後で発生するケースがあります。

落とし穴の回避その3

工事料金の支払いについてはどうでしょうか?

基本的には工事完了後に、集金もしくは振込みでお支払という形がほとんどだと思います。

時折り、前払いでという業者さんもいるようです。

どちらが良いとか悪いとかはありません。

ただ気を付けて頂きたいのは前払いで料金を受け取った後、何もしないで逃げてしまう悪徳業者もいたケースがあると聞いたことがあります。

解体見積りに関する詳しいこちらの記事もご覧下さい

解体工事の見積りで押さえておきたいポイントを解説

2017年8月30日

解体見積り書の正しい見方を解説

2017年4月11日
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ポイント3 解体工事を安く依頼するコツ

その① 2社から見積りを取る

言うまでも無いと思いますが、見積りは2社から取るようにして下さい。

もちろん3~4社からでも良いのですが、多すぎても対応が大変なので2社位がベストかと思います。

1社だけでは比べてみようがありませんからね。

その中で、今ほど説明した工事全体の金額や施工条件などを考慮して決定していただければと思います。

その際、担当者の対応や姿勢もよく見るようにして下さい。

では、建物の解体工事というのは、どの位の費用がかかるのでしょうか?

次に各種建物の解体費用の目安を記載します。

これはあくまで目安です。

詳細な金額は現地に行ってよく確認しないと出せないのですが、見積りを取った時の参考としてご覧いただければと思います。

【こちらの記事もご覧ください】

  1. 空き家の解体費用をご紹介します
  2. アパートの構造別解体費用の相場を解説
  3. 家の解体費用を自分で算出する方法

関連記事の一覧はこちらから

建物の種類別解体費用相場

◇木造住宅の場合

木造 2F建て 35坪 トタン壁・屋根・・・約98万円(税別)

坪当り単価:2万8千円

◇木造納屋の場合

木造 2F建て 20坪 トタン壁・屋根・・・約46万円(税別)

坪当り単価:2万3千円

◇土蔵の場合

土蔵 2F建て 12坪 瓦屋根・・・約54万円(税別)

坪当り単価:4万5千円

◇茅葺屋根住宅の場合

木造 2F建て 45坪 茅葺屋根・・・約150万円(税別)

坪当り単価:3万5千円

◇鉄筋コンクリート造の場合

RC造 2F建て 50坪・・・約220万円(税別)

坪当り単価:4万5千円

◇鉄骨造の場合

S造 2F建て 65坪・・・約200万円(税別)

坪当り単価:3万円

大体ですが、このような価格帯を目安にしていただければと思います。

これらは施工条件や使用されている建材等についても変わってきますので、詳細は専門家にお問合わせ下さい。

その②  家財道具は自分で処理する

解体の際には必ずいらなくなった残材が出てきます。

タンス、テーブル、フトン、衣服、食器類、などなど・・・

「この際だから要らない物は全部捨ててしまおう」という方が多いですね。

実はこの残材の処分費が結構大きなウェイトを占めるのをご存知でしたか?

通常、業者に依頼すれば、数万円から数十万円はかかります。

中には、生活しっぱなしのままにしておかれる方もいらっしゃるのですが、その様な場合は30万前後もかかってしまうケースがあります。

しかし、ご自分で片付けを行った場合はどうなるのか?

もちろん手間と時間はかかってしまいますが、費用的には業者に依頼する1/10くらいで済んでしまう場合があります。

ここで数万~数十万違ってくるのは大きいですね。

手間と時間を掛けて、安く済ませるか?お金をかけても楽をするか?は施主様のご判断となりますが、大きな違いが出てくる事は確かです。

ご自分で処分する方法は、非常に簡単です。

町内のゴミステーションに出すか市の焼却施設に運ぶかのどちらかでOKです。

家財道具の処分方法についてこちらの記事でも詳しくご紹介してあります。

家財道具の処分費用とお得な回収方法を解説

2017年9月28日

空き家になった実家…家財の処分はどうする?

2017年4月27日

その③  売れるモノは売ってしまう

意外と見落とされがちで、皆さんやっておられません。

それが、家裁道具を売ってしまうという行為です。

売り先は「リサイクルショップ」です。

中古品として売買してますので引き取ってくれます。

「こんな物でも買ってくれるの?」という商品でもOKです。

もちろん全て買ってくれる訳ではありませんが・・・

家の中を片付ける前に、一度見てもらえば良いと思いますよ。

それと、もう一点。

古い倉庫や蔵などがあるお宅の場合は、こちらです。

「古美術商」または「古物商」

倉庫や蔵には、昔の道具や商品が眠っています。

興味の無い人から見ればただのガラクタですが、古物収集家にとってはお宝なのです。

当社でも、以前お客様に古美術商をご紹介したところ、貴重な物があったらしく十万円ほどで買ってくれたと言っておりました。

一銭にもならない場合もありますが、こちらも一度見てもらってはいかがでしょうか?

その④  解体費用を値切るコツ

業界人としてこんな事までお話しして良いのか?

正直迷いましたが、あなたが解体工事で損をしない為には必要なことなので暴露しますね。

他の人には絶対言わないで下さいね。約束ですよ。

それではまず、2社以上から見積りを取りましたでしょうか?

では、どちらが安かったか見て下さい。

A社?それともB社?

仮にB社としましょう。 見積りの内容(施工範囲や条件)を比べても希望する内容を満たしていたとします。

普通は「じゃあB社さんにお願いしよう」となる訳ですが、ここでもう1ステップ踏んで頂きたいと思います。

どうするかと言うと…

「B社さん、お宅が一番安かったよ。しかも対応もよかったし、とても親切に教えてくれたからお宅にお願いしようと思うんだ」と言います。

すると担当者は「いや~ありがとうございます」 と言ってくるはずです。

そこでもう一言

「いや~実はね、お宅にお願いしようとは思うんだけど、当初考えていた予算より○○円オーバーしちゃっているんだよ。もし、この○○円下げれる方法があれば教えてほしいんだ。そうすればすぐにでもやりたいと思うんだけど、どうだろう…」と。。。

するとどのような反応が返ってくるでしょうか?

各社様々ですので一概には言えませんが、大抵はこう言うはずです。

「う~ん、(しばらく悩んで) 分かりました。ではその位なら当社の方で何とかしましょう」

これでOKです。

いくら安くなるかは分かりませんが、安い見積りに加え更に値引きをしてもらえました。

ただし、これ以上多くは望まないで下さいね。

業者としても、精一杯頑張って見積もっているはずですから。

それに値引き額ですが、これもあまり多額の金額を言わないで下さい。

これは私からのお願いにもなるのですが、正直あまり引かれるとキツイのです。

相見積りの上に、更に値引き…業者としても頑張っています。

なので、その辺はご考慮いただければ幸いです。

これで、交渉が決定したらその業者さんに正式に依頼してください。

あとは、いつから始めるか? 近所挨拶はどうするか? 届出書類はどうするか? などの打合せなどを経て、実際の工事に入ってもらいます。

これで、ほぼ損をしない解体工事を依頼することが出来るはずです。

もう一度復習しておきますが、損をしない解体工事を依頼する方法は3つありましたね。

  1. 「良い解体会社を見分けるコツ」

  2. 「良い見積書の見分け方」

  3. 「安く依頼するコツ」

この3パターンを実際にやっていただければOKです。

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解体後の土地はどうされますか?

土地を有効利用する方法

建物を解体した後の土地。

特に利用方法が決まっておらず、この土地をどうにかしたいという場合の有効的な活用方法をご紹介いたしますので参考までにご覧ください。

下記の5パターンをご覧下さい。

  1. 何もせずそのままにしておく

  2. 賃貸もしくは売却したい

  3. 駐車場として利用する

  4. 畑や菜園として利用する

  5. 建物を建てて利用する

① 何もせずそのままにしておく

ご先祖様からいただいた土地だし、特に何かやる予定もないのでそのままにして放置しておくという場合です。

建物の無くなった土地をそのままにしておくと、雑草が生えて定期的な草刈りなどが必要になってきます。

それでもご近所に迷惑がかからないなど特に管理が必要なければ問題ありませんが、住宅地などでは何かと大変です。

そこで、防草対策として良く行うのが「敷砕石を施す方法」です。

砂利などの砕石を敷いておくことによって雑草の発生を抑制するだけでなく、水たまりや土が流れ出るのも防ぐことが出来ます。

② 賃貸もしくは売却したい

土地だけ持っていてもお金は出ていってしまいます。

固定資産税や定期的な管理費用などです。

できればお金に変えたいと思われる場合の方法です。

これはご存知の通りだと思います。

基本的には不動産屋さんにお願いして、土地がほしい人を紹介してもらう方法が一番手っ取り早いですね。

ご自分で探されても良いと思いますが、時間や手間、ネットワーク等を考えるとプロに任せた方が良いと思います。

③ 駐車場として利用する

ある程度の広さがあって、町場に近いところであれば駐車場にして貸し出すというやり方も良いかと思います。

例えばですが、10台停められる駐車場だとして月の賃貸料金が5,000円。

とすれば、月5万円の収入となります。年間では60万円。

結構な額になりますよね。

ただの更地にしておくならばこういった不動産収入もありですね。

ただし、駐車場を整備する費用は当然発生しますし、駐車場を借りてくれる人を探さなくてはなりませんが・・・

この当りも専門家がいるのでご相談されてから決めた方がよろしいと思います。

④ 畑や菜園として利用する

最近、畑やガーデニングが流行っています。

小屋や蔵を解体して、その跡地を畑として利用する方が結構いらっしゃいます。

家庭菜園はとても良い事だと思います。

ストレス発散にもなるし、自分で作った野菜を食べられる喜びはまた格別ですからね。

ただ、気をつけていただきたいのは、業者さんに対して、解体後には畑にする旨をしっかり伝えていただく事です。

そうでないと、細かなガラや石などが結構残ってしまうケースがあるからです。

菜園として利用する事を知っていれば、業者さんも綺麗にしてくれますので。

それと、どうせならその時に畑用の良い土を入れてもらうところまでお願いしてしまった方が良いかもしれませんね。

後から土を入れるとなると二度手間になってしまい、余計な費用が発生してしまいますので。

⑤ 建物を建てて利用する

建物を建てるからこそ解体するのだと思いますが、土地の有効活用という点でご覧いただければと思います。

建物とすれば次の物が考えられます。

  • 住宅
  • アパート
  • マンション
  • 賃貸用商業施設
  • 住宅用造成

住宅は個人の物なので、これではお金は生みません。

アパートやマンション、賃貸施設などはいわば不動産投資となり、将来のための収入源として考えても良いかと思います。

大きな物件になるので最初の設備投資費用はかかりますが、現在ではアパートの空き部屋保障数十年などといったサービスも充実しているのでしっかりとした計画を立てて運用していけば大丈夫だと思います。

それと住宅用造成は、建物を建てる訳ではなく家が建てられるように土地を整備して販売するというやり方です。

何も団地を作るわけではないので2~3棟建てられるスペースがあれば十分だと思います。

個人の土地ですから元々タダですし、業者の様な利益はいらないので安く販売出来るというメリットがあり、お客さんがすぐに決まるという利点もあるかと思います。

いずれも、最初にある程度の設備投資が必要になってきますが、将来的に大きな収入として返ってくるやり方です。

解体後の土地活用についてご紹介したこちらの記事もご覧ください。

家の解体後の更地、どうしたら売りやすくなるの?

2017年6月29日

解体工事後の土地活用方法を8つにランキング!

2017年3月10日
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安くて良い解体工事を依頼するコツは3つ

最後までご覧いただき誠にありがとうございます。

安くて良い解体工事を依頼する方法はいかがでしたか?

ある程度のコツはつかんでいただけたでしょうか?

ここでお伝えしたい事は3つだけです。

その3つのポイントに、一番重要だと思われる内容を絞り込みました。

もちろん他にも大事な要素はあるのですが、そこまで細かなことは覚えていただく必要はありません。

最低限今回お伝えした「3つのポイント」だけ知っておいていただければ大丈夫です。やってみて下さい。

よく人に言われます。

「新しい建物を建てる訳でもない。ただ壊すだけの解体工事に、何もそこまで神経を使わなくても良いんじゃない?!」

そんな時、私は必ずこう答えます。

「壊して無くなってしまう物だからこそ、無駄なお金を使ったり、イヤな思いをしたりなどの失敗は絶対にしてほしくないのです」と…

あなたがこの記事をご覧になっているという事は、いずれ解体工事を行う必要があるからだと思います。

その時が来たら、ぜひこの事を思い出して下さい。

それでは、安くて良い解体工事が出来ますよう祈っております。

【こちらの記事もご覧ください】

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ABOUTこの記事をかいた人

35年で過去5,000棟の解体工事を手がけた解体専門店・市川工業の責任者であり、解体協会の理事も務めています。 建物解体工事を中心に産業廃棄物のリサイクル業務を中心に、毎年、年間300件以上の解体工事でお客様とふれあう中で「より良いサービスを提供する解体企業になる」をモットーに、業界のイメージと解体工事の品質向上に力を注いでいます。 現在は新潟県解体工事業協会の理事を務め、解体業界全体の品位向上に力を注いでいます。 資格:一級土木施工管理技士、リサイクル施設技術管理者、解体工事施工技士