解体費用の事例を紹介します
「解体工事って大体どの位の費用がかかるものなの?」
お問合せいただく中で、この質問が一番多いと思います。
解体工事費用は良く坪〇万円~などと表現されますが、それはあくまで平均的な相場であって、実際お客様が依頼したい物件の価格ではありません。
また、建物の種類や大きさ、施工条件によってもだいぶ変わってきてしまいますので一概に「坪当たりいくら」とは言えないものです。
やはり、実際に行った事例を見るのが一番わかりやすいと思います。
今回の事例は「鉄骨造・火災物件・店舗内装」に3種類について解体事例をご紹介したいと思います。
是非、ご参考にしてください。
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鉄骨造の解体費用事例
まず最初に、鉄骨造の建物解体の施工事例をご紹介いたします。
①店舗兼倉庫の部分解体
こちらは旧店舗であり、すべて鉄骨で作られている建物です。
全部解体ではなく、一部切り離しての部分解体です。
解体物件 | 付属工事 | 解体費用 | 工事日数 |
鉄骨倉庫 49坪 | 部分解体(切り離し) | 130万円 | 6日間 |
②工場倉庫の解体工事
とある工場の建物です。
鉄骨造の比較的大きな工場でした。
解体物件 | 付属工事 | 解体費用 | 工事日数 |
鉄骨工場 72坪 | 全て解体撤去 | 195万円 | 8日間 |
③ガレージ解体工事
駐車用のガレージです。
平屋のガレージが数列並んでいました。
古くなったので解体して、新たに駐車スペースとして開発するそうです。
解体物件 | 付属工事 | 解体費用 | 工事日数 |
駐車ガレージ 104坪 | 土間コン部分残し | 146万円 | 8日間 |
④マンションモデルルーム解体工事
マンション販売用のモデルルームがこの建物の内部にあります。
マンション販売が完了したのでこちらを撤去する運びとなりました。
解体物件 | 付属工事 | 解体費用 | 工事日数 |
モデルルーム | 全部解体 | 150万円 | 6日間 |
火災物件の解体費用事例
続いて、火災にあってしまった住宅の解体事例をご紹介いたします。
火事は怖いものだし、危険なので出来る事なら気を付けたい所です。
毎年、数件の火災物件を対応させていただきますが、火災物件はすべて一緒に燃えてしまっているので、分別手間がかかりしますし、特別な処分が必要ですので通常の解体より費用は高くなります。
しかし、市町村によっては火災物件に限り特例で「減免」という制度があります。
これは、燃えてしまった混合廃材(家財類)の処分費用を免除してくれる、という制度です。
これだけでも大きな費用になりますので、これがある市町村なら絶対に使うべき制度です。
①3F建ての大きな住宅火災
高基礎の比較的大きな住宅での火災事例です。
建物の外観は残っていますが、内部がほぼ全焼しております。
解体物件 | 付属工事 | 解体費用 | 工事日数 |
木造住宅3階 135坪 | 全部解体 | 330万円 | 11日間 |
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②木造住宅の火災解体
一般住宅の火災物件です。
この日は風も強ったため、家全体が全焼してしまいました。
作業通路や施工場所が狭かったため、時間と手間がかかりました。
解体物件 | 付属工事 | 解体費用 | 工事日数 |
木造住宅2階 42坪 | 全部解体 | 180万円 | 7日間 |
店舗内装回収(原状回復工事)の解体費用事例
店舗がリニューアルもしくは新しいお店が入ることになると、今の状態から元の状態にして引き渡さなくてはなりません。
これを「原状回復」と言いますが、この際に必要となる作業が内装解体工事です。
様々な店舗さんから原状回復工事の依頼も受けますので数点ご紹介いたします。
ちなみに、この店舗内装解体に関してはそれこそ店舗ごとに条件が違うので一概に㎡あたりいくらといった平均相場費用が出しにくいものだと思います。
①写真館の内装解体
こちらは子供専用の写真館です。
リニューアルに伴い、原状回復工事を行いました。
解体物件 | 付属工事 | 解体費用 | 工事日数 |
商業用テナント 139㎡ | 原状回復 | 110万円 | 3日間 |
②お花屋の内装解体
内壁や床を解体するのではなく、お店の什器類や壁クロスなどの撤去作業です。
解体物件 | 付属工事 | 解体費用 | 工事日数 |
商業用テナント 28㎡ | 原状回復 | 22万円 | 1日間 |
③カフェの内装解体
カフェとして営業していたお店でしたが閉めることになった為の原状回復工事です。
ボード壁・床材もすべて撤去して、躯体である軽量鉄骨を残しての内装解体です。
解体物件 | 付属工事 | 解体費用 | 工事日数 |
カフェ | 原状回復 | 24万円 | 2日間 |
特殊な解体工事は費用相場が難しい
いかがでしたでしょうか?
今回は、通常の住宅ではなくちょっとだけ特殊な解体工事をご紹介しました。
一般的な住宅の解体ですと大体の費用相場が分かるのですが、こういった建物になると平均的な解体費用相場を出すのは少し難しいかもしれませんね。
もしこの様な建物の解体が必要になった時は必ず数社の業者さんから見積もりをもらって判断するようにしてください。
これが一番間違えの無い方法なのです。
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