実家の処分はどこに相談したら良い?相談すべき場所5つ

突然実家が空き家になってしまうと、処分の方法に悩んでしまいますよね。

実家が空き家になると、これまで自分が過ごしてきた場所を無くして寂しい気持ちもあります。

そのため、なかなか処分に踏み切れないという場合が多いのが現状です。

思い出の詰まった実家だからこそ、誰かに相談をして、自分の後悔がない様に処分を進めていきたいものです。

今回は、実家が空き家になり処分が必要になったとき、相談すべき場所を5つ紹介します。

実家が空き家になったときの処分方法について、納得いくまで相談したい方は、是非参考にしてみてください。

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ダメもとで隣家やご近所に相談してみる

実家が空き家になったら、まずは隣家やご近所の方へ、ダメもとで相談してみましょう。

もしかすると、「庭を拡大したい」「子供夫婦の家を実家の横に建てたい」「物置として使いたい」「事業をしたかったので空き家を活用したい」というように、空き家となった実家に対する需要があるかもしれません。

このように、あなたの代わりに空き家になった実家を有効活用したいというタイミングが合えば、隣人やご近所さんにとっても、空き家が利用価値あるものになるかもしれないのです。

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地方自治体や民間の空き家バンクに相談する

隣家やご近所に相談しづらいという場合もあるでしょう。

その場合は、空き家となった実家直轄の自治体にも相談してみることをおすすめします。

地方自治体によっては、空き家バンクを展開している場合があります。

空き家バンクを利用することによって、Iターンを希望する人や、移住を考えている人の目に触れますので、思い出の詰まった実家を解体することなく、買い手や貰い手を見つけることができるのです。

自治体によっては、空き家バンクがない自治体も存在しますが、ここで諦めてはいけません。

空き家バンク事業は民間でも行っていますので、民間が運営する空き家バンクにも同時に相談してみましょう。

民間の空き家バンクは、国や地方自治体と提携して空き家を再利用できるように働きかけています。

民間と国が提携して行っている空き家バンクは、以下のようなサービスがありますので、気になる場合はホームページを覗いてみましょう。

  •  LIFULL HOME’S空き家バンク
  •  全国の 空き家バンク から物件を検索【アットホーム 空き家バンク】
  •  空き家バンク| 田舎暮らし物件情報『ビギンズ』

また、非営利団体の一般社団法人でも空き家バンクを独自に展開していますので、併せて参考にしてみてください。

  •  空き家バンク – iju – join.jp
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不動産会社に相談する

「空き家となった実家を壊すくらいならば、いっそ売ってしまいたい!でもどうしていいかわからない」という場合は、不動産会社にも相談してみましょう。

不動産会社では、無料相談ができるだけでなく、実際に申込む前に無料査定ができるサービスを展開している企業もあります。

あなたの実家の状態をチェックしたり、希望売買価格などといった状況によったアドバイスをしてくれます。

解体するしかないかも、と思っていた実家に、思わぬ価値があるかもしれません。

しかし、不動産会社へ相談する場合には商売優先の案内をされてしまう可能性も否定できません。

第三者目線の回答が欲しい!という場合は、次でご紹介する場所への相談も併せて検討してみましょう。

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空き家を専門とする司法書士・行政書士に相談する

実は空き家の相談は、実は行政書士や司法書士にも相談することができます。

第三者目線で空き家の処分について相談し、意見や解決方法を聞きたいというあなたにはとてもおすすめです。

行政書士や司法書士の中には、空き家問題に関する相談を得意とする人たちがいます。

あなたの実家のある市町村区を業務担当エリアとしている行政書士や司法書士の先生に相談をすることで、法律と絡めた第三者目線であなたの相談の解決を手伝ってくれます。

行政書士や司法書士を窓口に、必要ならば税理士や弁護士、不動産会社といったその道のプロとの連携が必要になる場合があります。

行政書士や司法書士への相談は、実際に契約・着手となる前であれば、費用がかからないこともあります。

お近くの行政書士や司法書士にまずはメールや電話で問い合わせてみるのも、ひとつの手段として有効なのです。

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解体業者へ相談する

依頼をすれば住宅の解体を請け負ってくれる解体業者ですが、実は空き家の処分に際して、解体業者への事前相談も可能なんです。

解体業者も、近年増加する空き家問題に対して、何かできないかと考えています。

そのため、空き家となった実家の処分に関する相談を積極的に行っているのです。

多くの解体業者は、直通の相談窓口を通して、空き家の処分について相談できる仕組み作りも行っています。

実家の処分は決めたが、費用負担が心配という場合はもちろん、更地にした後の固定資産税対策など、更地にした後の税金相談や対策についても、わかりやすく丁寧にあなたの相談に乗ってくれますよ。

空き家の相談所まとめ

空き家となった実家の処分の相談できる場所を、5つ紹介しました。

空き家を有効に活用できるよう、今では国や民間企業が一丸となって、空き家バンクの活用に取り組むことで問題解決を行っています。

そのため、空き家となった実家の処分についての相談場所は、段々と増えてきています。

また、法の専門家である司法書士や行政書士にも、空き家となった実家についての相談を得意とする人たちがいます。

専門家による第三者目線の回答も、取り入れながら最終的に実家の処分をどうするか決めてもよいでしょう。

解体業者も、ただ依頼された住宅を解体するだけが仕事ではなく、解体する前の事前相談や税金などについてもに親身に乗ってくれますので、新たな相談場所として注目です。

今回ご紹介した相談場所で、複数同時に相談を進めながら、空き家となった実家の処分について相談をするようにしましょう。

そうすることで、あなたの考えも整理がついてきますし、何より冷静な判断で実家の処分を決めることができるのです。

たくさんの思い出の詰まった実家の処分を、後悔のないように進めてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

35年で過去5,000棟の解体工事を手がけた解体専門店・市川工業の責任者であり、解体協会の理事も務めています。 建物解体工事を中心に産業廃棄物のリサイクル業務を中心に、毎年、年間300件以上の解体工事でお客様とふれあう中で「より良いサービスを提供する解体企業になる」をモットーに、業界のイメージと解体工事の品質向上に力を注いでいます。 現在は新潟県解体工事業協会の理事を務め、解体業界全体の品位向上に力を注いでいます。 資格:一級土木施工管理技士、リサイクル施設技術管理者、解体工事施工技士