千葉市で解体業者を探す良い方法を解説

多くの人が一生のうちに何度も経験することがない解体、だからこそ余計に解体業者選びは慎重に行いたいものです。

失敗したり後悔したりしないために、千葉市で解体業者を探す方法や、良い解体業者を見分けるポイントを解説します。

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千葉県解体工事業協同組合から探す

千葉県には「千葉県解体工事業協同組合」という団体が存在します。

1985年10月22日に、千葉県内の解体工事業を営む19の業者によって設立され、同12月10日に千葉県知事より協同組合として認可を受け、2018年4月現在44の解体工事業を営む業者が会員として活動しているほか、37の賛助会員および15のネットワーク会員を抱えています。

千葉県とは「大規模災害時における被災建物の解体撤去に関する協定」を、千葉市とは「地球環境保全協定」を、千葉県警察本部とは「災害時における応急対策業務に関する協定」をそれぞれ締結するなど、地域社会への貢献や未来の豊かな暮らし、組合員事業の健全な育成と発展に向けて積極的に活動を展開しています。

専任講師による解体工事施工技士講習やアスベスト除去作業インストラクターによる講習など、教育においてもさまざまな活動を実施しています。

特に解体業者との繋がりがない人が千葉市で良い解体業者を探す場合、千葉県解体工事業協同組合の会員になっている業者を選ぶのは賢明な方法の一つです。

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千葉県のホームページから探す

解体工事業を営むには「建設業許可」または「解体工事業登録」のいずれかが必要になります。

建設業許可

500万円以上の解体工事を請け負う場合、「建設業許可」を受けている必要があります(500万円以下の解体工事を請け負うこともできます)。

解体工事業登録

500万円未満の解体工事を請け負う場合、「解体工事業登録」を済ませている必要があります。

上記いずれも済んでいない解体業者は違法に営業していることになりますので、解体業者を選ぶ最初の段階で「建設業許可」「解体工事業登録」を確認しておく必要があります。

しかしながら、解体工事を初めて発注する人の中には、こうした条件を知らなかったり、知っていてもどこで確認すれば良いのか分からなかったり、という人も少なくありません。

そんな時、千葉県のホームページをチェックすると、「建設業許可」を受けている解体業者を確認することができます。

建設業千葉県知事許可業者一覧について

あるいは、千葉県庁中庁舎5階の県土整備部技術管理課建設リサイクル推進班にて「解体工事業登録」を済ませている業者の名簿を閲覧することも可能です。

特に事前予約等は必要なく、土日、休日、年末年始を除く午前9時~午後5時まで閲覧可能になっていますので、近くに住んでいる人は出向いてみても良いかもしれません。

千葉県解体工事業協同組合、建設業許可、解体工事業登録いずれかで確認できる解体業者に関しては、無許可で違法に営業している解体業者ではありませんので、解体業者を選ぶ際に大前提となる条件を満たしています。

※ただし建設業許可および解体工事業登録名簿で確認できる業者は掲載までにタイムラグがあるため、最新情報ではない可能性もあります。不安な場合は、念のためその業者に何らかの問題がないか、千葉県に問い合わせてみることをおすすめします。

建設業許可に関する問い合わせ

「県土整備部建設・不動産業課建設業班」

電話:043-223-3108

メール:問い合わせフォーム

解体工事業登録に関する問い合わせ

「県土整備部技術管理課建設リサイクル推進班」

電話:043-223-3440

メール:問い合わせフォーム

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解体業者を選ぶ際に知っておきたいこと

ここまで、千葉市で良い解体業者を選ぶスタンダードな方法をご紹介してきました。

上記いずれかの方法なら、無許可や無登録の解体業者に当たる可能性は限りなくゼロに近くなりますので安心です。

しかしながら、上記の方法で実際に探してみると、登録されている業者の多さに探すのを断念してしまう人もいるかもしれません。

周りに解体工事をしたことがあり、解体業者と繋がりがあるという人がいればアドバイスがもらえますが、全く繋がりがない場合、もっとも手っ取り早く解体業者を探せるのがネット検索です。

ネットで解体業者を探す際、後悔しないためにもぜひ覚えておいていただきたいポイントがあります。

よく目にするのが、簡単な情報を入力するだけで複数の解体業者を紹介してくれる「一括見積もりサイト」ですが、時間や労力をかけず探せる反面、見落としがちなのが中間マージンです。

「施主」→「一括見積もりサイト」→「解体業者」

このような発注の流れでは、一括見積もりサイトに中間マージンが発生します。

その普通は解体業者が一括見積もりサイト側に支払うものですが、その分、解体費用に上乗せされる可能性が非常に高いと言えます。

しかしながら、実際に解体業者が出す見積もりには当然ながら中間マージンとは記載されておらず「諸費用」などとして組み込まれています。

つまり、施主は知らない間に解体業者が一括見積もりサイトに支払う中間マージン分も負担しているという訳です。

一方

「施主」→「解体業者」

このように直で依頼した場合、中間マージンは発生しませんので、本来支払う必要のない費用を抑えることができます。

工務店やハウスメーカーなどを通した場合も同様です。仲介を依頼するということは、どこかで中間マージンが発生していることになりますので、慎重に判断することをおすすめします。

また、仲介を挟むことで解体工事に関する要望などが正しく伝わらず、トラブルに発展してしまう可能性があることも知っておきたいポイントです。

三者間の伝達がうまくいかず

「納屋は解体しないでほしいと伝えたはずなのに解体されてしまった」

「地中に浄化槽があり、追加で撤去費用を請求された。仲介業者には初めから浄化槽があることを伝えていたはずなのに」

といったトラブルを招く可能性があるのです。このような理由からも、解体工事は解体工事業者に直接依頼することをおすすめします。

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  1. 埼玉県内の解体費用の相場と補助金制度をご紹介
  2. さいたま市で良い解体業者を探す方法
  3. 新潟市で店舗の内装解体業者を探す方法と賢い依頼方法

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良い解体業者を見分けるコツは?

良い解体業者を見分けるにはどんな点をチェックすれば良いのでしょうか?いくつかポイントをご紹介します。

許可または登録

解体工事業を営むには「建設業許可」「解体工事業登録」が必要です。

まずは業者が違法に営業していないか確認することが大前提です。

実績

「建設業許可」や「解体工事業登録」を済ませている業者でも、何か問題を起こすと資格停止処分を受けることがあります。

長年経営している実績があり、過去にペナルティを受けていない業者は信頼度が高いと言えます。

施工事例

施工事例が多い業者はそれだけ経験豊富な業者ですので、信頼がおけるだけでなく、効率良い解体工事を行ってくれる可能性や、廃棄物の処理などにも慣れているため安心できます。

担当者の対応

解体工事では、着工前に近隣住民に挨拶や説明を行うのが一般的ですが、その際に担当者の印象は非常に大切な要素になってきます。

丁寧に説明してくれるのか、また万が一トラブルが発生した場合に対応してもらえるかなど、事前に確認しておくことをおすすめします。

届出や申請

必要に応じて、建設リサイクル法に基づく届出や道路使用許可申請などを行う必要があります。

このうち道路使用許可は業者側が行うものですが、建設リサイクル法に基づく届出は施主に着工の7日前までに届出る義務があります。

業者が代行してくれるのが一般的になってはいますが、中にはこちらから言わないと代行してくれない業者もいます。

届出を怠ると解体工事が着工できないほか、場合によっては罰則の対象となりますので、届出や申請を行ってもらえるか確認しておきましょう。

このほかにも、自社で産業廃棄物を収集運搬できる業者、処分できる施設を保有している業者などは社会的な信頼度も高いうえ、収集運搬や処分を他の専門業者に委託する必要がないため、その分解体費用を抑えられるでしょう。

上記のポイントを踏まえて解体業者を絞り込み、2社程度から見積もりを取って比較検討し、最終的に1社に決めていくと良い解体業者に巡り会える可能性が非常に高くなります。

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千葉県内には優良解体業者が多い

今回は千葉市で解体業者を探す方法、良い解体業者の見分け方などを解説してきました。

最後に、見積もりについての注意点を解説します。

2社程度から見積もりを取ることになると思いますが、たとえば、他社が出した見積もりの金額を聞き出すなどして

「それならうちはもっと安くします」

などと言い「大幅な値下げ」を提案してきた場合、その業者には注意した方が賢明です。

解体工事には建物の解体のほか、廃棄物の運搬や処分、重機回送費、人件費、養生費など、どうしてもある程度の費用はかかってしまいます。

解体費用を安くすればするだけ、そのしわ寄せがどこかにきてしまう訳です。

その中でも特に気をつけたいのが、廃棄物に関わる不正や不適正処理です。

  • 廃棄物を地中に埋めてしまった
  • 廃棄物を不法投棄してしまった
  • その他、廃棄物を不適正処理してしまった

など、解体費用を安くした分、利益を確保するためにどこかで手抜きをしている可能性が出てくるのです。

不法投棄はそれを行った業者はもちろんですが、施主も罰せられる可能性があります。そのため、廃棄物の処分については施主もしっかりと確認しておく必要があります。

同様に「ざっくりした見積もり」を出してきた業者も、何らかの理由をつけて後から追加費用を請求される可能性がありますので、慎重に判断した方が良いでしょう。

どの項目にいくらかかるのか、その説明は十分してくれるか、といった点も良い業者を選ぶ際のポイントです。

解体は、一生に一度あるかないかの大切な工事です。思い出が詰まった建物を気持ちよく、そして納得のいく解体工事をしてもらえる良い業者に巡り会うためにも、ぜひこうしたポイントを押さえておきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

35年で過去5,000棟の解体工事を手がけた解体専門店・市川工業の責任者であり、解体協会の理事も務めています。 建物解体工事を中心に産業廃棄物のリサイクル業務を中心に、毎年、年間300件以上の解体工事でお客様とふれあう中で「より良いサービスを提供する解体企業になる」をモットーに、業界のイメージと解体工事の品質向上に力を注いでいます。 現在は新潟県解体工事業協会の理事を務め、解体業界全体の品位向上に力を注いでいます。 資格:一級土木施工管理技士、リサイクル施設技術管理者、解体工事施工技士