新潟の古民家解体費用を解説【地域ネタ】

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古民家の解体費用に違いはあるの?

新潟県に数多く存在する古民家、そもそも古民家とはどのような建物のことを指すのでしょうか?

古民家に関する基礎的な部分を解説するとともに、新潟県における古民家とはどんなものなのか、解体する場合の費用はいくらか、解体以外の利活用方法は何があるのかなどをまとめています。

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新潟の古民家はどんな建物?

古民家というと「古くからある日本の民家」というイメージは容易に思い浮かぶことと思いますが、そもそも古民家に関する明確な定義というものは存在しません。

しかしながら、国の文化財登録制度において登録の対象となるのは、建てられてから50年以上経過しているというのが一つの目安となっています。

また「一般財団法人・全国古民家再生協会」では、昭和25年(1950年)に建築基準法が制定された時点ですでに建てられていた「伝統的建造物の住宅」を古民家と定義しているようです。

これらのことから、古民家とは「50年以上前に伝統的な工法によって建築された建造物(住宅)」と言って良いのではないでしょうか。

新潟県に存在する代表的な古民家といえば、国の重要文化財にも指定されている「旧笹川家住宅」(笹川邸=新潟市南区味方216)があります。

笹川家は安土桃山時代(1573年~1603年)からこの地に移り住んだと言われており、実に14代300年にわたって続いた名家中の名家です。

茅葺の巽風門をはじめ、表座敷や土蔵群などは今なお威厳や格式が高く訪れた人々を魅了しています。

ほかにも、国の重要文化財に指定されている古民家としては魚沼市の「目黒邸」「佐藤家住宅」、長岡市の「長谷川家住宅」、十日町市の「星名家住宅」(非公開)などをはじめ、新潟県内には数多くの古民家が存在しています。

ここでは国の重要文化財に指定されている古民家をメインにご紹介していますが、分かりやすくご紹介するためにセレクトしたものであり、必ずしも重要文化財などに指定されていなければならないというわけではありません。

古民家の特徴としては藁(茅)葺き屋根や囲炉裏、ケヤキ、ヒノキ、サクラ、クリなど多様な木材が使われていること、補強の金具を使わずに木材を組み立てる「伝統工法」を用いられていることなどが挙げられます。

子供の頃遊びに行ったおじいちゃん、おばあちゃんの家に藁(茅)葺き屋根、囲炉裏、大きな軒下、家を支える大木などがあったという方は、まさに古民家に遊びに行っていたと言えるでしょう。

新潟県は雪国です。

雪国で育った木には特有の粘りがあり、非常に良質だと言われています。

そんな木々が育った場所で家を建てるわけですから、木にとっても大きな環境の変化もなく長年にわたって頑丈な家を保ってくれると言われています。

樹齢100年のヒノキの例では、伐採されてから100年後に最も強度が増し、さらにそこから200年~300年強度が維持されると言われています。

古民家には、現代の住宅とは比にならないほど良質な木材が使用されていたということです。

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古民家を解体する費用

そんな古民家を何かしらの理由で解体せざるを得なくなった場合、その費用はいくらくらいになるのでしょうか。

新潟県における一般的な木造家屋の解体費用の相場は坪あたり25,000円~35,000円程度と言われています。

古民家の解体となると若干費用が高くなる傾向にあり、坪あたり30,000円~50,000円程度が相場と言われています。

とはいうものの

  • 古民家が建てられている地域や立地条件(町中か山間部か等)
  • 現場に面した道路や周辺環境(重機が入れるかどうか等)
  • 古民家の大きさ(坪数や構造など)
  • 産業廃棄物の排出量
  • 古材買取の有無(ある場合は傷つけないように慎重に作業を行う必要がある)
  • 不用品処分の有無
  • そのほか付帯工事の有無

などによっても大きく変動してきますので、費用の相場は目安程度にとどめていただき、まずは見積もりを取ることが大切です。

古民家の解体費用例

  • 75坪173万円(坪単価:約23,000円)
  • 36坪115万円(坪単価:約32,000円)
  • 95坪220万円(坪単価:約23,000円)

古材買取とは

古民家に使われている木材は良質なものが多く、また木材の強度が全盛となるのは伐採されてから100年後であり、その後数百年にわたって強度を保ち続けるなどの理由から、解体の際に柱や梁などを処分せず買い取ってもらう(古材買取)ことができる可能性も高くなります。

ただ、古材買取にはメリット・デメリットがありますので、解体工事前によく検討しておくことをおすすめします。

メリット

解体工事における産業廃棄物の量が減るため、工事費用がその分安くなる可能性があり、かつ、古材を買い取ってもらった分だけ利益を享受できます。

デメリット

買い取ってもらうには解体する際に慎重に作業を進めなければならず、結果として工期が延びてしまったり、重機が使用できないために解体費用が高くなってしまったりする可能性があります。

このようなメリット・デメリットを踏まえて、検討しましょう。

なお、それ以前に大切なことは、柱や梁などに使われている木材に市場価値があるかどうかです。

どのような木材が使われているのか、その木材は現在でも利用価値があるのかなども併せて調べておくと良いでしょう。

解体以外の古民家利活用方法

先ほど樹齢100年のヒノキを例に木材の強度についてお話ししましたが、一般的にこれらの木材の強度が落ちてくるのは800年~1200年先と言いますから驚きです。

つまり、現存している古民家の強度はまだまだ全盛期で、数百年以上にわたって家屋を守り続けることができるというわけです。

そんな古民家は解体するのではなく何かしらに利活用しようという動きが広がっています。

たとえば新潟県では平成27年度から「ふるさと古民家再生事業」を創設し、地域の歴史的文化の維持、伝統的木造建築技術の継承、再生現場における建築技術者の育成などを推進しています。

築後概ね50年を経過した古民家で

  • 軸組構法で造られた建築物
  • 接合金物に頼らない伝統的な継ぎ手や仕口を用いた建築物
  • 筋交い等の斜材を多用せず貫を用いた建築物
  • 主要部分の壁は板張り壁あるいは土塗り壁など湿式工法を用いた建築物
  • 和瓦葺き、板葺き、茅などの草葺き屋根の建築物

これらを満たしている住宅における解体・再築・全面改修を行うもので、耐震性能を満たし、古民家再生工事の現場にて技術研修に協力する、という要件を満たす工事の場合に100万円を上限に補助対象工事の2分の1までを補助するというものです。

ほかにも、十日町市の貸古民家「百年の館」や、佐渡市にオープンした伝泊「ぐるり竹とたらい湯の宿」など、宿泊施設を始めカフェやワークショップ会場など、古民家を活かしたさまざまな取り組みが活発化してきています。

*「伝統的・伝説的な建築と集落と文化」を次の時代につなげるための宿泊施設のことを伝泊と呼んでいます。

新潟県には伝統ある古民家が多い

今回は古民家の基本的な部分から解体費用の相場、利活用の事例などについてご紹介してきました。

古き良き日本の伝統の代表格でもある古民家は、今まさに日本各地でその価値や素晴らしさが見直され、魅力溢れる建物に蘇っています。

ここ新潟県には特に良質の木材が多く、実に多くの古民家が残されています。

もちろん、中には傷みすぎていたり倒壊などの恐れがあったり、あるいは継承者がいなかったり、買い手や借り手などが見つからなかったりするケースも少なくありません。

そのような場合は最終的に解体せざるをえませんが、今回ご紹介したような古民家再生の動きがより広がっていくことで、新潟県の魅力がまた一つ増えるかもしれませんね。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

市川雅樹

学校卒業後、㈱ハザマ(現 安藤ハザマ)にて5年間建設現場の施工管理業務を担当。その後、家業である市川工業㈱に入社。 建物解体工事を中心に産業廃棄物のリサイクル業務に携わる。 毎年、年間300件以上の解体工事でお客様とふれあう中で「より良いサービスを提供する解体企業になる」をモットーに、業界のイメージと解体工事の品質向上に力を注いでいる。 現在は新潟県解体工事業協会の理事を務め、解体業界全体の品位向上に力を注いでいる。 資格:一級土木施工管理技士、リサイクル施設技術管理者、解体工事施工技士