車庫の解体費用ってどれくらい?種類別相場を解説!

車庫の解体費用をご紹介します

自宅の車庫解体が必要なケースは…

「車庫の老朽化が激しくなってきたため」

「新しいカーポートに買い換えるため」

「子供に車を譲って自分はもう乗らなくなったため」

など、いろいろな事情があるかと思います。

普段あまり考えることがない車庫の解体費用ですが、どれくらいが相場になるのでしょうか?

また、自分で解体することは可能なのでしょうか?

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車庫を解体する費用を解説

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では早速、車庫の解体にはいくらくらい必要なのか見て行きましょう。

解体方法についてはよほど特殊な建材などを使っていたり構造が特殊だったりしなければ、一般的な住宅の解体と同じような流れで行われることがほとんどです。

ただ、車庫と一言で言っても木造もあればカーポートなどの鉄骨やガレージのようなコンクリートまで種類は様々ですので、費用に関しては明確な基準がないようです。

例えば壁や屋根の材質の違いであったり、カーポートで言えば柱が片側だけなのか両側にあるのかだったり、ガレージで言えば柱の本数が多くて頑丈だったり基礎がしっかりしていたりなど、あらゆる条件によって費用が変わってきます。

また、車庫自体の大きさや、重機が必要だとしたら入っていける広さがあるかどうか、隣接する建物の距離は十分か、何人で作業するのか、車庫の解体のみなのか住宅の解体と同時に行うのか、といった部分でも費用が変わってきます。

さらに言えば、簡易カーポートなどの解体は「一式で○円」という場合もありますので、正確な費用についてはきちんと見積もりを取る必要があるでしょう。

それらを前提としていただき、ごく一般的な解体費用の相場をご紹介します。

なお、車庫そのものの解体に加えて廃材の処分費用や人件費、重機回送費などを含めての相場となりますが、あくまで目安ですので検討材料の一つとして参考にしてみてください。

車庫の解体費用相場

それでは、種類別(構造別)の車庫解体費用相場を見てみましょう。

  • 木造車庫解体費用

5万円~6万円/坪あたり

  • 鉄骨車庫解体費用

4万円~5万円/坪あたり(カーポートなど)

  • コンクリート車庫解体費用

7万円~8万円/坪あたり(ガレージなど)

前述の様々な条件や地域性によって大きく前後することがあるほか、特殊な解体やその他の付帯工事が発生する場合は上記よりも高額になる可能性があります。

カスケードガレージは比較的高額になる傾向がある!

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北海道や北陸など、豪雪地帯に分類される地域では、雪に強いとされるカスケードガレージを設置しているご家庭も少なくありません。

カスケードガレージは頑丈なため解体には重機を用いることが多く、その分費用も高額になる傾向があります。

住宅と同時に解体するのか単体で解体するのかなどにもよりますが、相場の目安としては…

  • 1台分 20万円~30万円
  • 2台分 25万円~35万円 

程度は見ておいた方が良いでしょう。

また、トタンと板などで作った簡易的な車庫であれば、一式3万円~4万円程度で済んでしまう場合もあります。

このように、材質や構造、その他の様々な条件によって変わってくるということを覚えておいてください。

【こちらの記事もご覧ください】

  1. カーポートを撤去する費用はいくらかかる?
  2. プレハブ倉庫の解体費用と解体方法を解説します
  3. ビニールハウスの解体工事、費用と方法を解説します

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車庫を自分で解体する事は可能か?

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車庫のみの解体は、住宅と同時に解体する時と比べると総じて費用が高くなる傾向にあります。

もし車庫のみを解体したい場合、自分で行うことは可能でしょうか?

結論から言えば可能ですが、住宅に比べて低くて小さいとは言え、ある程度の高所作業は生じますし工具も使用しますので、ケガなどに対して細心の注意を払うことは忘れないようにしましょう。

特にDIYによる解体がしやすいのはカーポートと言われています。

簡易的なものであればそれこそはつり機のほかにドライバーやスパナがあれば解体できてしまうものもあります。

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ですが、カーポートでも柱が多かったり、コンクリート造やブロック造、シャッターがある、柱が深くまで埋まっている、といった場合や、解体後に何かしらの利活用を考えている場合は、初めから業者にお願いした方が時間や労力の削減、危険などのリスクを回避するといった意味でも正解でしょう。

カーポートの解体費用についてはこちらで詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

カーポートを撤去する費用はいくらかかる?

2016年12月21日
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車庫解体補助金制度ってあるの?

国や自治体は解体にまつわる補助金制度や助成金制度を設けていますが、「車庫の解体」に特化した補助金制度というものは聞いたことがありません。

ネットで検索してみても分かると思いますが、今のところ残念ながら無さそうです。

ですが、自治体は独自に補助金制度を設けていますので、もしかするとあなたがお住いの地域の自治体では何かしらの補助金制度を受けられる可能性はあります。

また、住宅の解体と同時に車庫の解体を検討しているという方は、もしかすると車庫も補助金の適用範囲に含まれている可能性もあります。

まずは一度、管轄の自治体に問い合わせてみましょう。

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車庫の解体は専門業者へ

今回は車庫の解体に関する費用の相場などについて解説してきました。

どんな車庫かによって大きく費用が変わってきますが、おおよその目安として活用していただけたら幸いです。

また、安く上がれば嬉しいに越したことはありませんが、住宅より小さいと言っても車庫の解体はそれなりに大掛かりになることもありますし、場合によっては近隣への迷惑になってしまうこともあります。

解体業者を選ぶ際は費用だけでなく、施工例などの実績や見積もり内容、担当者の対応など、トータルで見て信頼できると思える業者を選ぶようにしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

35年で過去5,000棟の解体工事を手がけた解体専門店・市川工業の責任者であり、解体協会の理事も務めています。 建物解体工事を中心に産業廃棄物のリサイクル業務を中心に、毎年、年間300件以上の解体工事でお客様とふれあう中で「より良いサービスを提供する解体企業になる」をモットーに、業界のイメージと解体工事の品質向上に力を注いでいます。 現在は新潟県解体工事業協会の理事を務め、解体業界全体の品位向上に力を注いでいます。 資格:一級土木施工管理技士、リサイクル施設技術管理者、解体工事施工技士